凪原岬・嵐の夜の怪異調査 ―沖にともる、ありえない灯―
🎲 ダイス作: fiabai公式
fiabai 公式の TRPG 作例
遊び方: TRPG(レフェリー)・全 4 章。行動を書けば、判定が要る場面ではレフェリーがダイスを振ります。物語を作るときは、作成画面の「サンプルから始める」からこの物語の設定を写して使えます。
― 祖父の遺品の、宛名の無い封筒から ―
日誌を凪原に置いてきた。
黒瀬に灯が見えたら、読まずに燃やしてくれ。
祭りの前夜、台風が凪原を直撃した。町へつながる大橋は通行止め、岬は電波が届かない。空き家だった灯台守の官舎で、五人は朝を待つことになった。窓の外、沖の岩礁の上に、ありえない灯がひとつともっている。
朝までに、誰かが海に呼ばれる。
🌊 凪原岬
太平洋に面した港町・凪原市の岬の先端に、三十年前に無人になった白い灯台が立つ。最後の灯台守は、沖の黒瀬に毎晩のように灯りが見えると日誌に書き残し、任期の途中で町を去った。その日誌の行方は分かっていない。灯台の上からは、湾と、上半分だけ海から突き出た石の鳥居がよく見える。
🏮 嵐の夜の四人
波多野 小夜/二十二歳・網代漁協の事務員
誰より先に大声で笑い、あなたを軽トラックで岬まで送ってくれた。嵐が強まるほど、笑顔が一拍遅れる。
宮守 ほたる/十九歳・澪神社の巫女
表情を動かさず、今夜は外へ出るなと告げに来た。髪の鈴が鳴らない夜は、何かが近くにいる。
久住 透/二十六歳・地方紙の記者
軽口で空気をほどき、物音のする方へ真っ先に行く。誰にも見せない手帳を持っている。
葛城 朔真/二十九歳・民俗学の助教
皮肉を言いながら、窓の外に何かが立てば真っ先に前へ出る。夏でも左手の手袋を外さない。
📋 遊び方
あなたは最後の灯台守の孫で、灯台の古い鍵を持っている。嵐の夜、官舎の部屋を調べ、灯台へ上り、四人それぞれの話を聞いて、祖父の日誌を探す。誰と組み、どの扉を開けるかは、毎回あなたが決める。
見てはいけないものを見れば、正気が削れる。四人はそれぞれ、黒瀬の灯に関わる秘密を抱えている。夜が明けたとき、官舎に何人残っているかが結末になる。
登場キャスト
章立て
- 第1章第一章 —— 嵐の官舎
- 第2章第二章 —— 灯室の日誌
- 第3章第三章 —— 沖からの灯
- 第4章終章 —— 朝の官舎