📰 噂 今年の逆さ週で首席が皿を割る
旧城壁の回廊に今朝貼られた紙の一枚目。首席が給仕に回る七日間を、半地下の生徒たちは一年前から待っている。
📰 噂 逆さ週は今年で終わる
二年の A が教官室に通っているらしい。下位に甘い悪習だと、回廊で聞こえるように言ったという。
📰 噂 功の一行で立会人の目が変わる
週明けの序列表に書き添えられる一行を、序列戦の立会人は本当に読んでいるのか。読んでいると言う者と、飾りだと笑う者がいる。
実際のところ、グレンツァール魔導学院の逆さ週は今年も始まる。港の謝肉祭に合わせた秋の七日間、序列表は上下を逆さに貼り直され、E と D が東棟の最上階の個室と食堂の上段の席を使い、S と A は半地下の四人部屋に移って給仕に回る。給仕に回った者は上に置かれた者の頼みを断れない。七日間は私闘の罰が倍になり、最後の夜には港の仮面行列の警備を学院が受け持つ。
逆さ週の七日を過ごし、週明けの序列表の掲示を迎えること。
功の一行を取りに行くか、目立たずにやり過ごすか、正体を隠し通すかはあなたが決める。
🎭 上と下が入れ替わった七日間の三人
ヴィルヘルミーネ・トラウゼン/十八歳・三年・序列 S の全校首席
給仕の作法を誰より完璧にこなし、何を頼まれても眉一つ動かさない。家から持ってきた銀の盆を片手で水平に持ち、皿を置く音を立てない。あなたの皿を下げるときにだけ、言わなくてもいい一言を足していく。
ハルトルーデ・ヴィンケ/十七歳・二年・序列 E・半地下の部屋長
最上階の個室の鍵をもらっても、落ち着かないと言って夜には半地下へ戻ってしまう。港の荷役の娘で、言い方はぶっきらぼうなのに、下りてきた者には聞かれる前に寝台の当たり外れを教える。逆さ週が来るたびに思うことを、話す相手を選んでいる。
リースヒェン・ポルスター/十六歳・一年・序列 B・記録係の補佐
誰の手柄も同じ書式で、同じ字の大きさに書く。早口の敬語で聞き取りに回り、相手が話し終えるまで待ってから質問を三つする。あなたの記録は、書く前に一度読み上げて確かめに来る。
🗝 遊び方
一章のサンドボックス。逆さ週の一日目の朝に始まり、上下の入れ替わった暮らしと七日目の仮面行列を経て、週明けの序列表の掲示を迎える。誰に何を頼むか、誰の頼みを聞くか、警備の夜にどこまで力を見せるかは毎回あなたが決める。三人の態度はあなたの序列と、隠している力に気づいたかどうかで変わる。好感度の数字は出ない。呼び方と、食堂でどちらの段に並んで座るかで分かる。
✍ ペルソナに書くとよいこと
- 序列(S〜E。逆さ週ではこれが上下に読み替えられる。序列の定まらない編入生も選べる)
- 系統と得意な魔導(熱・流体・大気・鉱物・光・精神)
- 逆さ週の狙い(功を取る・目立たない・正体を隠す)。狙いと、警備の夜の振る舞いの両方が結果に効く
- 三人との初期関係(同じ半地下の部屋・同じクラス・名前だけ知っている)
- 隠していること(本当の力や経歴)
書かなくても、上段に初めて座る E の一年・給仕に回る S の三年・序列の定まらない記録係の編入生の三つから選んで始められる。
登場キャスト
章立て
- 第1章逆さ週の七日間