白塔の部屋が足りない

上級課程 合わせの序列表(仮)

  • S の定員:五 (ヘルミオンの S が五人、ノルトガルデの S が四人いる)
  • 白塔の最上階:S の個室が五つ (序列戦までは相部屋)
  • 食堂の窓際の卓:両校で一日おき (どちらの日か毎朝もめる)
  • 演習場の予約:午前はヘルミオン、午後はノルトガルデ (夕方の一刻は取り合い)
  • 合わせの序列戦:合流から二十日後の一度きり (席の足りない S は A に降り、上の階から出る)
  • 聴講生:序列表に名が無い (名乗り出れば序列戦に出られる)

白塔一階の掲示板に、そう書いた紙が貼られた。北の姉妹校の上級課程が峠を越えてきた日の夕方で、紙の前にはヘルミオンとノルトガルデの生徒が肩をぶつけ合って並び、誰も相手の学院の者に道を譲らなかった。

合わせの序列戦を終え、一本になった序列表で一年を過ごすこと。
席を守るか、奪うか、どちらの学院にも付かずに序列を得るかはあなたが決める。


❄ 雪崩のあとの合流

ヘルミオン魔導学院は王国中部の葡萄畑の丘に建つ学院で、上級課程の生徒は丘の頂の白塔に住む。北の姉妹校ノルトガルデとは毎年冬に凍った湖の上で対抗戦をしてきたが、ヘルミオンは七年続けて負けている。

この冬の初めにノルトガルデの湖畔の校舎が雪崩で押し潰された。両校の盟約により、ノルトガルデの上級課程は一年を白塔で過ごす。峠は一行が越えた翌日から雪で閉ざされ、春まで誰も帰れない。

✦ 白塔で出会う三人

イルメリン・ストランド/二十歳・ノルトガルデ上級二年・序列 S
白い毛皮の襟巻きに顎を埋め、ヘルミオンの者とは食堂で同じ卓に着かない。下級生の毛布と寝台の数だけは誰より先に数えて回る。指図は短いけれど、必ず理由を添えてくる。

イルメリン・ストランド

ベリット・アルンホルム/十九歳・ノルトガルデ上級一年・序列 A
白塔に着いたその日から誰にでも話しかけ、勝負を挑んでは負け、次の日にまた挑んでくる。窓辺で北風を使って氷菓子を作るのが得意で、包みをいつも持ち歩いている。

ベリット・アルンホルム

クリスティアーネ・ペッツォルト/二十歳・ヘルミオン上級二年・序列 S
おっとりした笑顔のまま、合流してきた者を「お客様」と呼んで毒のある冗談であしらう。剣帯の房飾りを指で撫でる癖があり、撫でる回数は序列戦の日が近づくほど増えていく。

クリスティアーネ・ペッツォルト

📜 遊び方

二章の物語。ノルトガルデの馬橇が白塔の前庭に着く日の午後から始まる。部屋の割り振りでどちらに付くか、食堂で誰と卓を並べるか、演習場の夕方の一刻を誰と使うかは毎回あなたが決める。三人の態度はあなたの所属と序列、隠している力に気づいたかどうかで変わる。好感度の数字は出ず、呼び方と同じ卓に着く回数が変わっていく。

✍ ペルソナに書くとよいこと

  • 所属(ノルトガルデ・ヘルミオン・どちらでもない聴講生)
  • 序列と系統(熱・流体・大気・鉱物・光・精神)。聴講生なら空欄でもよい
  • 合わせの序列戦での狙い(席を守る・奪う・出ない)。狙いと当日の振る舞いの両方が結果に効く
  • 三人との初期関係(同じ学院の仲間か、対抗戦で見ただけか、初対面か)
  • 隠していること(本当の力や、雪崩の夜にしたこと)

書かなくても、ノルトガルデから来た上級二年・ヘルミオンで S の席を守る上級二年・序列の無い聴講生の三つから選んで始められる。

登場キャスト

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章立て

  1. 第1章合流
  2. 第2章合わせの序列戦

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