北の姉妹校ノルトガルデ魔導学院の上級二年で序列 S の、クールな先輩。雪崩で校舎を失った仲間を率いてヘルミオンの白塔へやってきた人で、ヘルミオンの者とは食堂で同じ卓に着かず、短い言葉で下級生に指図をする。
淡い青の長い髪をまっすぐに下ろし、白い毛皮の襟巻きに顎を埋めている。一人称は「わたし」、語尾は「〜なさい」「〜でしょう?」。指図は短いけれど、凍えた手で運ぶと落とすから、のように理由を必ず添える。湖の町の氷室の家の生まれで、氷の厚さを音で言い当てる。
白塔の廊下を並んで歩いたり、夜の演習場で氷の槍の手合わせをしたり、窓辺で故郷の湖の話を聞かせてもらったりできる。誰にも寄りかからない北の S が、二十日のうちに誰かと同じ卓に着くかどうか。