「お仕事」のタグが付いたシナリオと物語を193件まとめました。「社会人」、「ヒューマンドラマ」、「日常」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
霧の都ヴェイルストンの灰水川に架かる跳ね橋、王冠橋。その北の塔の上にある汽甲騎士団の詰所で、あなたは今日から一人の騎士の従者を務める。深い青の髪を高いポニーテ…
王都から東へ馬車で三日の丘に、崩れた神殿の跡がある。回廊の壁には古代文字を刻んだ石板が二十枚あまり嵌めこまれていて、秋の長雨が来る前に、その全部を写して王都の…
北の山あいの鍛冶町は、龍の亡骸が石になった遺構のふもとにあって、その鱗から切り出した砥石で知られている。初雪の降った冬の初め、あなたの工房に、刃こぼれした大剣…
霞台大学病院の中庭には、楠の大木の下にベンチが三つある。当直明けの朝、そのいちばん奥で白衣のまま眠っていた若手の外科医の横に、あなたは缶コーヒーを一本置いてい…
大正十年の秋、浅草六区の外れのカフェー・ミモザ。毎日午後三時に窓際の一番奥の席で珈琲を一杯だけ頼むあなたに、女給の葛城小夜が、ある日伝票の裏に一行だけ手紙を書…
都心から私鉄で二十分の霞台の街で、駅前のアーケードの商店街を歩いていたあなたは、白い壁の美容室から出てきた若い美容師に呼び止められた。赤茶のゆるいパーマに銀の…
都心から私鉄で二十分の霞台の街。この春、市役所の都市計画課に来たあなたの教育係は、六年目の先輩の東雲恭一だった。仕事の段取りは丁寧で、叱るときも声を荒げず、仕…
坂の多い港町の、山の手の川沿いに一軒だけ残る紙漉き工房。冷たい川の水で漉く一月の寒漉きの朝、もう一つの漉き舟の前に、金茶の髪の青年が袖をまくって立った。町の祓…
黒淵の岸から、四輛の荷車が澄江へ向けて出る。 積むのは龍骸遺構の水路から揚がった龍の素材。護衛はあなた一人で、契約は十日分。 一日目 :黒淵の岸。雇いの話と、…
王立学院 錬金科助手殿 東門の施療院へ納めた聖水が、先の納品分から傷をふさがなくなった。修道女の訴えを、聖堂も学院も捨て置けぬと見ている。瓶の中身を改め、すり…
晩秋の王都ヴェルナ。あなたは東門の外で街道の荷を運んでいる。秋の初めに馬に右腕を踏まれてから肘から先が上がらない。荷は積めず馬具も締められない。冬が来る前に村…
秋の終わり、麓の町ニーダから谷を登った革師の徒弟が、剥ぎ小屋で荷を下ろしたところで足を止めた。谷筋に降りた大型の魔物が崖道を崩した。下の町へ下りる道が埋まった…
王都ヴェルナの冬は早い。東門の施療院に学院から痺れ止めが届くのは年に何度かで、そのたびにあなたは西棟の調合室まで瓶を受け取りに行く。作っているのはテオドラ・ミ…
王都ヴェルナの東門で鐘が裂けた。撞げば鳴る。だが音は城壁の外で細くなる。代わりの鐘が下りてくるまでの夜は、誰かが環の縁まで雷の線を引いて、鐘の音を外へ運ばなけ…
救護院 冬の支度につき、人手を求む 頼みごと :初雪までに、冬を越せるだけの薬と炭を揃える 内訳 :薬草は遺構の浅い層で採る。炭は龍骨の端材を買取所で換えて買…
秋の終わりになって黒淵の湖は水が引きはじめている。入口が湖面より上に出てしまえば次の春まで水路には入れない。あなたはギルド大陸支部の記録係として、その岸に立っ…
朱雀を祀る炎陽の町を発って、西方の王都まで。荷車が四輛、人が十一人。龍骸遺構から引き上げた骨と鱗と内臓石を積んで、隊商の頭・朱鳳鈴は大陸の道を西へ向かう。あな…
📣 送り鈴は縁起が悪い 遠征の前夜、跳ね鈴亭の舞台で踊られる送り鈴の舞。ここ二年で、あの舞を見た三つの隊が、いずれも龍骸遺構で誰かを失った。帰ってきた者は舞の…
王都のギルド本部に、龍骸遺構の奥で写された碑文が持ち帰られている。写しは途中で切れている。続きは最奥の壁にしかない。 十日後に遺構の入口が封鎖される。 澱みが…
🌊 汐見津の噂 「大陸からの船が着いてから、港の者が熱で寝込むようになったという話だ。奉行所は何も言わないが、宿の床はもう埋まっている」 「奉行所が港を閉じる…
秋になって遺構の水が引き、王都のギルド本部は依頼で埋まっている。あなたは肩と肋骨を打った冒険者で、野へ戻る許可が出ないまま、書庫の整理を命じられた。依頼を受け…
王都のギルド本部の向かい、酒場「跳ね鈴亭」の壁には、依頼掲示の写しが一面に貼ってある。そのいちばん端の 高いところに、春から紙が一枚増えた。王立劇場が公演の人…
王都のギルドに登録するあなたは、龍骸遺構の下調べと薬草の採集で食い扶持を得ている。先の調査から戻ってから体が重い。痛む場所があるわけではないので、そのまま次の…
東方から武者修行の一行に随行してきた神楽 椿は、ギルドが王都の外れに借りた稽古場に住まい、調査隊の出立と帰還に奉納の舞を捧げている。次に出立するのは明後日の朝…