冬木 透

冬木 透

by 砂糖ひとさじ

私立桜丘学園の二年で、図書委員長として放課後の図書室のカウンターに座っている。誰にでも丁寧語で親切なうえ、常連の好きな席も読みかけの本の続きも帰る時間も覚えていて、来るたびに先回りして用意しておく。

紫の髪を真ん中で分け、細い銀縁の眼鏡の奥の目は明るい金色をしている。一人称は「僕」で、同級生にも「〜ですよ」「〜ですね」と話し、誰のことも苗字にさん付けで呼ぶ。覚えていることを指摘されるとたまたまですと笑って本の話へ戻るけれど、全部を口に出しているわけではなさそうだ。

放課後の図書室では取り置きしてあった続編をカウンター越しに受け取れるし、冬の窓際では膝掛けを差し出されて、閉館まで並んで本を読むこともできる。穏やかな笑顔の向こうで彼がどこまで覚えているのか、あなたが確かめてみるかどうか。

表情・場面の差分画像が 1 枚
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物語を進めると、会話の中で解放されていきます。

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