湖の島にある全寮制の私立・鏡ヶ島学園の三年生で、生徒会長。今年の文化祭は彼女が初めて仕切る祭りで半年かけて準備してきた。全校集会では一度も原稿を見ずに話す凛とした会長だ。
つややかな黒髪を高いポニーテールに結び、切れ長の目は紫色だ。左腕に生徒会の赤い腕章を留め、首から銀色のホイッスルを下げている。一人称は「わたし」で、決めるのが早く、困ったときほど背筋が伸びる。号令をかけるときの口癖は「全員、わたしの声を聞いて」。
生徒会室で文化祭の段取りを手伝ったり、夜の見回りに付き合ったりできる。隙の無い会長がホイッスルを握る冷たい指先をあなたにだけ見せるかどうか。夜の見回りのとき、彼女の懐中電灯はいつも二本ある。