「西洋」のタグが付いたシナリオと物語を153件まとめました。「ファンタジー」、「恋愛」、「探索」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
王都ヴェルナの東門で鐘が裂けた。撞げば鳴る。だが音は城壁の外で細くなる。代わりの鐘が下りてくるまでの夜は、誰かが環の縁まで雷の線を引いて、鐘の音を外へ運ばなけ…
ソレイユ王立学院には、卒業する S の生徒だけが使える「席譲り」の慣わしがある。卒業の三十日前に一度だけ、自分の S の席と上位寮の部屋を下級生の一人へ譲る推…
鐘の王国ヴェルナの王宮で厨房を預かる料理長ティエリは、二十六歳で王の食卓を任された腕利きで、厨房に女を一人も入れない。女の配膳係も菓子係も通されるのは扉の外の…
王都アーレンベルクの施療院を預かる若い院長ローレンツは、腕のいい治癒術師で、女の見習いを取らない。名前を一度も呼ばず、「そこの」としか言わない。今年は聖堂の命…
聖都アウレリアの白の大聖堂の裏に、施療院の薬を育てる硝子の温室がある。園丁のジュスタン・クレルモンは聖都でいちばん薬草に詳しく、温室に女を入れない。修道女にも…
王国ベルフォールの宮廷画家ラザール・ヴェルディエは、女の肖像を描かないことで知られている。令嬢たちの注文をすべて断り、描くのは国王と騎士と馬ばかり。その彼に王…
王都のソレイユ王立学院では、序列戦の挑戦状は同じか上の階級の者にしか出せない。学院祭の夜、召喚科の S のヴァランタン・ジェルヴェの金の獅子が、見物の列の前で…
弁護役に名を書かれた方へ。 本年の春学期、退学を問われた生徒が三人おります。三人は三人とも、審問の前に弁護役を一人選べる古い決まりに従い、あなたの名を書きまし…
🎭 銀の仮面の娘、最後の曲の前に消える 冬の終わりの仮面の舞踏会で、銀の仮面の娘が三人の男子と一曲ずつ踊った。最後の曲で仮面を外す前に回廊へ出て、それきり戻ら…
ソレイユ王立学院の学院祭の最後の夜、召喚科の生徒は一人ずつ英霊降ろしをする。建国の物語の英霊をひと晩だけ呼び、花火が終わるまで中庭を歩かせる見世物で、英霊は夜…
注文票 女子用制服 一着 注文主 :シュヴェルトフェルス魔導騎士学院 学院長 着る人 :今年の新入生(女子・一名) 型紙 :前例なし。王宮の衣装係の承認待ち …
王太后の誕生祝いの宴の夜にあなたは宮廷を追われた。出し物が王太后を嘲っていると王妃の姪が言い立て、誰もそれを確かめなかった。 宴の夜 — 紫陽花の宮の大広間で…
王宮で、あなたは侍女頭の姪アニエスの一言で、誰にも確かめられないまま暇を出された。持たされた推薦状の宛先は、使用人が一冬と居つかない北の霜の伯爵領ヴィンターハ…
川辺の竈亭 冬の品書き 豆と塩漬け肉の煮込み :前の主人の味 (塩の量は竈の脇の板の刻み目に残っている) 本日の汁物 :新しい店主のおまかせ (何が出るかは店…
聖王国エルシオンの伯爵家で父の葬儀が終わった翌週、継母はあなたを北の修道女の会に入れると教会に届け出た。相続の書き換えが済むまで、あなたを都から遠ざけるためだ…
葡萄畑に囲まれた丘のカルミナ魔導学院では、収穫祭の夜、三年の貴族の子が家の者の前で約束の相手の名を家門録の写しに書き入れる。品評会で金の格を取った首席アウレリ…
湖の国ラーヴェンナの王妹ヴィヴィアナは男嫌いで、これまでの縁談をすべて自分で潰してきた。業を煮やした国王は、夏至の日に婿選びの槍試合を開くと布告した。勝ち抜い…
辺境伯領ヴァルモンの国境の砦で、従士マノンは三年、騎士の叙任を待ってきた。辺境の叙任には騎士の伴が要り、多くの従士は家から馬を贈られる。羊飼いの娘のマノンには…
王都アーレンベルクの下町、糸車通りにあるからくり人形の工房。冬に親方の祖父が亡くなり、孫娘のシーリが工房を継いだ。春の祝祭の人形展に出す等身大の人形は、祖父が…
鐘の王国ヴェルナの町は、夜ごと鐘を鳴らして魔物を退ける。街道沿いの小さな町ミーアバッハの鐘が、秋の終わりの嵐の夜に割れた。新しい鐘が鋳上がるまでには四十日かか…
王国ベルフォールの王都の裏通りに、錬金工房「銅の蒸留器」がある。師匠が三か月の旅に出て、弟子のマルティーヌが店を預かった翌週、王宮から春の夜会に使う灯り薬の大…
王立魔導学院 学院札の値(秋学期・序列委員会) 配り :S 百枚/A 六十枚/B 四十枚/C 二十五枚/D 十二枚/E 五枚 (学期の初めに一度だけ) 食堂の…
パーティを除名されたばかりで仕事の無いあなたに、王都の伯爵家の家令が妙な依頼を持ってきた。家出した伯爵令嬢オリンピアが、街道の宿場町ブラウゼンで冒険者の登録を…
王都の下町の酒場「鍋と匙亭」の娘カルロッタは、王立エスカリナ魔導学院の序列戦に賭ける札を売っている胴元だ。学院の噂と序列表から倍率を付けてきた彼女が、あなたの…