「ほのぼの」のタグが付いたシナリオと物語を67件まとめました。「日常」、「現代」、「お仕事」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
王都から東へ馬車で三日の丘に、崩れた神殿の跡がある。回廊の壁には古代文字を刻んだ石板が二十枚あまり嵌めこまれていて、秋の長雨が来る前に、その全部を写して王都の…
大正十年の秋、浅草六区の外れのカフェー・ミモザ。毎日午後三時に窓際の一番奥の席で珈琲を一杯だけ頼むあなたに、女給の葛城小夜が、ある日伝票の裏に一行だけ手紙を書…
雨の止まない霓虹市の下層、沈殿区。蒸籠横丁の裏の古い集合住宅に越してきた最初の夜、十二階のブレーカーが落ちて、隣の部屋から黄緑のツインテールの娘が出てくる。下…
雪深い北の大国の御影の城下には、川沿いに古い碁会所「烏鷺庵」がある。あなたはそこで一局の碁に勝った。相手は御影家の軍師の竹中静馬で、碁は打たないと公言している…
晩秋の王都ヴェルナ。あなたは東門の外で街道の荷を運んでいる。秋の初めに馬に右腕を踏まれてから肘から先が上がらない。荷は積めず馬具も締められない。冬が来る前に村…
秋の終わり、麓の町ニーダから谷を登った革師の徒弟が、剥ぎ小屋で荷を下ろしたところで足を止めた。谷筋に降りた大型の魔物が崖道を崩した。下の町へ下りる道が埋まった…
王都のギルド本部の向かい、酒場「跳ね鈴亭」の壁には、依頼掲示の写しが一面に貼ってある。そのいちばん端の 高いところに、春から紙が一枚増えた。王立劇場が公演の人…
王都のギルドに登録するあなたは、龍骸遺構の下調べと薬草の採集で食い扶持を得ている。先の調査から戻ってから体が重い。痛む場所があるわけではないので、そのまま次の…
鳴雪山荘 宿帳(二月の半ば) 二号室 :雪代 なずな 様 (山岳ガイド。明日のスノーシューのツアーは中止) 五号室 :イルゼ・ベルクルンド 様 (大学の雪の観…
ミツガケ商会の東京出張売り場は、デパートの催事場を借りた一角にある。実演販売員の弓削ノアは、買うつもりのない客にも弓を握らせ、返ってきた手応えを聞いてから次の…
魔王が城を発つ朝、あなたは記録室から侍従の部屋へ回された。参謀リィンツェの達しで、侍従の務めをひと回りぶん書き留め、下書きを提出することになっている。書き留め…
晩秋、王都へ向かう街道の宿場町アルヌで、日没の鐘が途中で切れた。鐘楼の綱がほつれたという。鐘守は手鐘で時を告げているが、あの音では魔物を遠くまでは退けられない…
九月の初め、台風が朝凪を抜けた夜に、八歳の弟の陽太が大きな喘息の発作を起こした。朝凪中央病院に運ばれて、そのまま小児病棟に入院になった。両親は父の仕事で海外に…
汐見港の配送営業所には北側の住宅地を二年続けて回っている配達員がいる。小日向つぐみ、二十四歳。坂の多い区域を台車と自転車で回り、配達漏れは一度も出していない。…
魔王城の食堂に祭りの茶席が用意される日。雨で訓練が早く終わり、武具庫には濡れた装備が戻ってきた。夕方からの夜番が使う品も混じっている。受け渡し係のあなたは将軍…
冬の終わり、王都の街外れの救護院に、龍災で家を失った人たちが入っている。定員はとうに超えて、廊下にも毛布が敷かれた。食料と薬は足りないままだ。 ここを一人で回…
汐見津の秋は短い。港の宵祭りが近づくと、大通りに提灯が下がり、ギルド東方支部の門前には小屋掛けの舞台が置かれる。茶屋「くずのは」はそこで手妻を披露するのが古い…
桜丘学園美術部は、三年生が三人だけになった。油絵具を広げているのは神代るり一人で、残る二人はタブレットで描いているから、放課後の美術室で絵の具の匂いを立ててい…
六月の球技大会まで、あなたは放課後に保健室へ通うことになった。右足首を捻ったのは体育館の階段で、 テーピングを巻き直すには三日ごとに誰かの手が要る。その誰かは…
珈琲店ヒナギク 品書き ブレンド :客ごとに濃さが違う (ミオが客ごとに濃さを変える。頼まなくても前回と同じになる) カフェオレ :泡は手で立てる (セリが泡…
「三丁目の茶トラが、飼い主の入院で三日食べていません。行きなさい」 舞台:楢戸町・鈴白神社の社務所 × 白猫の姿をした祭神 🐾 物語について 坂と石段だらけの…
住民トラブルの相手は、上流に住む河童の一族。 ベランダの胡瓜が消える。駐輪場が濡れている。苦情はぜんぶ、管理人室に来る。 舞台: 現代日本・都市河川のほとりの…
番台は、町でいちばんの特等席。 湯気の向こうで、今日も小さな謎がのぼせている。 舞台: 現代日本・入舟町商店街の銭湯「柳森湯」|湯けむり日常の謎ミステリー ♨…
どちらさまも、お客さま。 人と魔物の両方を泊める国境の宿で、今夜も訳ありの客が扉を叩く。 舞台:国境の峠の宿 × 人と魔物 × ひと晩ごとの事件 🚪 扉がふた…