オーデン島 流人名簿(秋の補給船の日)
- 三番:元粉屋の女房 (女部屋の古株。新入りに干し魚を分ける)
- 八番:元薬種商 (夏から咳が抜けない)
- 九番:王の布告に背いた元騎士 (今年の春、名を呼ばれて船に乗らなかった)
- 十一番:元徴税吏 (新入りによく絡む)
- 十四番:王女の書簡を盗み読んだ廉 (本人は否認。証人は女官一人)
監督官の名簿の最後の行に、あなたの番号が書き足された。王都の宮廷で王女付きの女官に指を差され、誰も確かめないまま、南の海の流刑の島へ送られてきた。
船が来るのは春に一度。流人どうしで揉めた者は名簿から外される。冬を越して、名を呼ばれる日を待て。
春の恩赦の船で名が呼ばれたら、島を出るか、残るか。
決めるのはあなたです。
🌊 嵐に閉じられる冬の島
島には十人の流人と、流人の子として島で生まれた漁師たちと、王都から来た監督官が一人暮らしています。秋の補給船が去ると、春の最初の凪まで本土からの船は来ません。塩田の見回り、干し魚の棚、崖の上の見張り小屋の当番が流人の仕事です。
⚓ 島であなたを待つ三人
リーンハルト・ブルーメンタール/27歳・島の監督官
王都から来た官吏で、流人を番号で呼び、毎月の報告書に私情を一行も書きません。配給の麦は秤で量り、自分の分も同じ秤に載せる。あなたの欄だけ、なぜか下書きが何度も書き直されていきます。
ヴィリバルト・ギーゼラー/25歳・流人の九番
王の布告に背いて流された元騎士です。剣の代わりに漁師の舟の櫂を担ぎ、島の誰より働くのに、流された理由を聞かれると冗談ではぐらかします。王都を皮肉るくせに、朝夕に一度ずつ櫂で剣の型をなぞっています。
ヤニス/23歳・島で生まれた漁師
流人の父と村の母のあいだに生まれ、島の外を一度も見たことがありません。流人にも監督官にも同じ調子で話しかけ、あなたには王都の話を毎晩ひとつずつねだってきます。話のお礼は、島でいちばんおいしい魚の食べ方です。
🕯 遊び方
一章のサンドボックス。秋の補給船があなたを島に降ろす日から始まり、冬を越えて春の恩赦の船の日へ向かいます。長屋の竈の前、漁師の浜、崖の上の見張り小屋、丘の詰所。誰と冬を過ごすか、揉め事にどう関わるか、宮廷で身につけた技を島で使うかは毎回あなたが決めます。名が呼ばれるかどうかは、冬のあいだの振る舞いと監督官の報告で決まります。好感度の数字は出ません。番号で呼ばれていたのが名前に変わったら、それが答えです。
✍ ペルソナに書くとよいこと
- 宮廷での立場と仕事(女官・庭師・家庭教師・料理番など)
- できること(書く・薬草・教える・繕う・歌う。島で役立つかは行動しだい)
- 書簡の件について知っていること(本当に覚えがないか、何かを見ていたか)
- 島を出たい理由、または出なくてもいい理由
- 手元に残った持ち物を一つ
書かなくても、王女の書記を務めた女官・薬草園を預かった娘・王女の家庭教師だった令嬢の三つから選んで始められます。狙いだけでなく、島での振る舞いも結果に効きます。
登場キャスト
章立て
- 第1章流刑の島の秋と冬