ミルドレッド・ヘイル

ミルドレッド・ヘイル

by 青い鳥居

海峡を見下ろすロスヴァイン召喚学院の三年で、学院の名簿の首席。氷の狼の使い魔ハティを連れた静かな令嬢だ。卒業の対抗演習の三十日前に退学届を出し、理由を聞かれても笑ってごまかしている。

亜麻色の髪は編み込みのハーフアップにまとめている。青い目でいつも穏やかに微笑み、一人称は「わたし」、語尾は「〜ですね」「〜かしら」。誰にでも丁寧な言葉で話し、言いたくないことは「そうね」の一言で流す。使い魔は隣を歩かせるものだと言って、ハティの銀の首輪を毎晩磨いている。

崖の下の船着き場で海を眺め、寮の控えの間で夜通し話し、学院でやり残したことを一つずつ片づけることになる。卒業の対抗演習に向けて作戦を立てることもできる。三十日が過ぎたとき、彼女が学院に残っているかどうか。

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