「ファンタジー」のタグが付いたシナリオと物語を228件まとめました。「西洋」、「お仕事」、「冒険」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
秋の終わりになって黒淵の湖は水が引きはじめている。入口が湖面より上に出てしまえば次の春まで水路には入れない。あなたはギルド大陸支部の記録係として、その岸に立っ…
朱雀を祀る炎陽の町を発って、西方の王都まで。荷車が四輛、人が十一人。龍骸遺構から引き上げた骨と鱗と内臓石を積んで、隊商の頭・朱鳳鈴は大陸の道を西へ向かう。あな…
📣 送り鈴は縁起が悪い 遠征の前夜、跳ね鈴亭の舞台で踊られる送り鈴の舞。ここ二年で、あの舞を見た三つの隊が、いずれも龍骸遺構で誰かを失った。帰ってきた者は舞の…
王都のギルド本部に、龍骸遺構の奥で写された碑文が持ち帰られている。写しは途中で切れている。続きは最奥の壁にしかない。 十日後に遺構の入口が封鎖される。 澱みが…
🌊 汐見津の噂 「大陸からの船が着いてから、港の者が熱で寝込むようになったという話だ。奉行所は何も言わないが、宿の床はもう埋まっている」 「奉行所が港を閉じる…
秋になって遺構の水が引き、王都のギルド本部は依頼で埋まっている。あなたは肩と肋骨を打った冒険者で、野へ戻る許可が出ないまま、書庫の整理を命じられた。依頼を受け…
王都のギルド本部の向かい、酒場「跳ね鈴亭」の壁には、依頼掲示の写しが一面に貼ってある。そのいちばん端の 高いところに、春から紙が一枚増えた。王立劇場が公演の人…
王都のギルドに登録するあなたは、龍骸遺構の下調べと薬草の採集で食い扶持を得ている。先の調査から戻ってから体が重い。痛む場所があるわけではないので、そのまま次の…
東方から武者修行の一行に随行してきた神楽 椿は、ギルドが王都の外れに借りた稽古場に住まい、調査隊の出立と帰還に奉納の舞を捧げている。次に出立するのは明後日の朝…
空賊船ツークフォーゲル号 船の決まり 乗るなら働け。働かない者は次の港で降ろす 号令には自分の名で応えること 夕食の鐘が鳴ったら、見張り一人を残して全員で食べ…
赤い砂の海の南の端にオアシスの町ハディーラがある。嵐季が来れば三か月は道が閉じるのに、あなたは今年最後の大隊商に乗り遅れた。組合の長があなたに付けたのは星で道…
北の辺境の山の上、雲海を見下ろす岩棚に竜舎がある。春の嵐の夜、ここの雌竜アズラの巣から卵が一つ転げ落ちた。その卵を見つけて竜舎まで運んできたのがあなただった。…
北の辺境の村ロウェンの外れに、王都の騎士団で剣術指南役を務めていた剣士エイナル・ハルヴォルセンが住んでいる。村の若者に剣を教えていても女には教えず、村の娘が持…
鐘の王国ヴェルナの王宮で厨房を預かる料理長ティエリは、二十六歳で王の食卓を任された腕利きで、厨房に女を一人も入れない。女の配膳係も菓子係も通されるのは扉の外の…
王都アーレンベルクの施療院を預かる若い院長ローレンツは、腕のいい治癒術師で、女の見習いを取らない。名前を一度も呼ばず、「そこの」としか言わない。今年は聖堂の命…
聖都アウレリアの白の大聖堂の裏に、施療院の薬を育てる硝子の温室がある。園丁のジュスタン・クレルモンは聖都でいちばん薬草に詳しく、温室に女を入れない。修道女にも…
王国ベルフォールの宮廷画家ラザール・ヴェルディエは、女の肖像を描かないことで知られている。令嬢たちの注文をすべて断り、描くのは国王と騎士と馬ばかり。その彼に王…
聖王国エルシオンの伯爵家で父の葬儀が終わった翌週、継母はあなたを北の修道女の会に入れると教会に届け出た。相続の書き換えが済むまで、あなたを都から遠ざけるためだ…
葡萄畑に囲まれた丘のカルミナ魔導学院では、収穫祭の夜、三年の貴族の子が家の者の前で約束の相手の名を家門録の写しに書き入れる。品評会で金の格を取った首席アウレリ…
湖の国ラーヴェンナの王妹ヴィヴィアナは男嫌いで、これまでの縁談をすべて自分で潰してきた。業を煮やした国王は、夏至の日に婿選びの槍試合を開くと布告した。勝ち抜い…
桜丘商店街の古書店「汀書房」を、祖母が亡くなったあとも孫のさくやが一人で開け続けている。蔵の整理で見つけた祖母の手書きの本を、冗談半分に声に出して読んだら、埃…
霧樫の森エルムヘイヴンのエルフの里では、冬の熱病の季節の前に、見習いの薬師が「森の守り手」を一体呼んで薬草の庭を守らせる。見習いのネルヴィアが霧樫の大樹の根元…
南の乾いた丘陵の闘技都市カラドラでは、剣闘士は生涯に一度だけ召喚の札を割れる。二人一組で戦う双闘の相方を呼ぶための札で、呼ばれた相方は、札の主が身請けされる日…
校舎の無い学院がある。百二十人の生徒が一年をかけて海を往復し、眠る場所も真水の量も序列で決まる。 学院船エルムレーテ号 航海日誌(副当直長の写し) オルメア停…