「現代」のタグが付いたシナリオと物語を276件まとめました。「日常」、「社会人」、「ヒューマンドラマ」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
新灯京の旧市街、白峰町の古い洋館を仕事場にする漫画家の朱鷺田しゅうやは、連載十年目の人気作家で、仕事場に女性を入れないことで知られている。アシスタントは全員男…
私立聖稜学院の男子弓道部の主将、各務遥真は、女子の見学を「弦が鈍るので」と断ってきた。部員不足で女子弓道部が同好会に落ちかけた今年、生徒会は男子部と女子部を一…
桜丘商店街の外れにある古いボクシングジム「百々ジム」は、会長が腰を痛めてから、孫娘のちとせがトレーナーを務めている。元はアマチュアの選手で、男が嫌いで、男の会…
桜丘商店街の古書店「汀書房」を、祖母が亡くなったあとも孫のさくやが一人で開け続けている。蔵の整理で見つけた祖母の手書きの本を、冗談半分に声に出して読んだら、埃…
段取りが漏れて、選抜任務は前の晩に取りやめになった。 六十人が互いを疑いながら、同じ寮でひと月を過ごす。 🗂 案件の概要 告示 北棟の裏の課程の全員へ 措置 …
七月の半ば、梅雨が明けた。あなたと恋人の春日優吾が暮らす朝凪駅近くの2LDKは、建て替えの決まった古いマンションで、最初から八月三十一日までの約束で借りた部屋…
七月の最初の月曜、後輩の七條光があなたの席まで報告に来た。去年の秋に彼が新人コンペで勝った朝凪水族館の夜間開館の企画が評判になり、水族館がこの夏の告知キャンペ…
十二月の最初の月曜、総務から全社忘年会の幹事の割り当てが届いた。青嵐社では毎年、入社三年目の同期が二人で幹事を務める決まりで、今年はあなたと経理部の織部誠。仕…
ミツガケ商会の東京出張売り場は、デパートの催事場を借りた一角にある。実演販売員の弓削ノアは、買うつもりのない客にも弓を握らせ、返ってきた手応えを聞いてから次の…
横浜第二封鎖ゲートの受付は、フェンスの内側のプレハブにひとつしかない。あなたは三歳上の兄が この空間で消息を絶ってから、閉所の時間帯にそこへ通っている。捜索願…
一月最後の月曜の朝、部長に呼ばれて、朝凪港に春に開業する商業施設のキャンペーンを競う指名コンペに出ると告げられた。チームは二人で、責任者は企画部チーフの桐ヶ谷…
十一月一日の朝、シェアハウス「花房荘」の玄関の黒板に、今月の当番としてあなたの名前が書かれた。家賃が安いのは住人が持ち回りで当番を引き受ける決まりのおかげで、…
六月、梅雨に入った朝凪市で、あなたの母は長い添乗に出ていった。義父は夜勤の続く月に入り、夜の家にはあなたと義兄の高遠静真の二人が残る。去年の春に親どうしが再婚…
四月、一年遅れで朝凪大学に入ったあなたは、必修の「まちづくり実習」の班分けに、城戸隼人という懐かしい名前を見つけた。博多で三軒隣に住んでいた幼馴染で、十二歳の…
終電が近づくと、樺山ちあきは椅子の脚を靴先で小突く。帰宅には口うるさい先輩が、自分の帰り支度をするところは見たことがない。 大型コンペの締め切りまで、夜の事務…
閉館まで一か月。新灯京の湾岸に残る白波ホテルの最上階で、白手袋のバトラーが銀の盆を差し出す。椿森りひとはあなたの滞在を最後まで担当する。 朝の紅茶には、湾の天…
人を撮らないことで知られていた写研の講評係、渡会しずり。彼女がこの春から焼く写真には、同じ顔が何度も現れる。水曜の例会の夜、暗室に呼ばれると、干された印画紙の…
芸能事務所ルミナスの元アイドル、欅田りおん。五人組のシトラスノートを抜けて俳優部門へ移ったばかりの彼が、段ボール一つとツアーパーカー姿であなたの部屋の玄関に立…
古いエレベーターを降りた先に、お屋敷の扉がある。執事喫茶ロードナイトの筆頭執事、衣笠すばるが卒業するという掲示が出た。 彼はいつものように紅茶を注ぐ。けれど銘…
七月の初め、霧の朝。あなたは高原の別荘「楡の家」に着いた。玄関の石段の下に、黒い傘を差した館付きの執事が立っている。楠瀬みふゆ、二十七歳。この夏の二か月、あな…
汐見の坂を上りきった先にある蕗谷香房。調香師の蕗谷あやとは、肌の匂いを確かめてから誂えの香水を作る。渡される試香紙には日付のそばに細かな字で感想が書いてある。…
四月の終わり、錨坂の花屋「ミモザ」を一人で営む恋人の朝霧零が、左の手のひらに包帯を巻いていた。脚立から落ちて割れたバケツで切ったのだと、いつもの顔で笑う。医者…
あなたは朝凪大学の三年で、港町の白波組の組長のひとり娘だ。小学生のころから学校の送り迎えをしてくれたのは若頭補佐の鬼塚迅で、あなたはずっと後ろの席に座ってきた…
十月の終わり、修学旅行の自主研修の班がくじで決まった。あなたの班に入ったのは、弓道部の久我総一郎と、誰にでも話しかける瀬川ことねと、隣の席の氷高怜央だった。班…