新灯京は、2060 年代の湾岸都市を舞台にした作品の一覧です。異能に目覚めた発現者と、その事件を受け持つ零課の人々が行き交う街で、能力の反動や夜の事件に向き合う物語を、キャラとの会話を通して遊べます。
明け渡し通告 対象 :新灯京 汐入埠頭三番地 バー「烏羽」 理由 :汐入埠頭再開発計画に伴う立ち退き 期限 :今月末までに明け渡すこと 連絡先 :東亜埠頭開発…
汐入埠頭の第三倉庫で、あなたは夜の十一時を回ったころに、灯りを落とした船から降りてくる男を三人見た。金の入った鞄。拳ほどの黒い箱。船の舷に付いた白い塗料の剥が…
新灯京瓦版 号外 汐入埠頭で三件目の倉庫火災 夜間の連続放火か 今月に入り湾岸の倉庫が三度燃えた。いずれも深夜で、人の気配は防犯カメラに映っていない。 押収品…
零課の技術班に、画面の向こうからしか捜査を手伝わない技官がいる。若葉ネネ。触れた機械の中に意識を流し込める発現者で、押収された端末でも、誰も触れていないサーバ…
鳴海通りは北の家電店街だ。雨の日は看板の明かりが路面に落ちて、無人の配送車が水を跳ねながら通っていく。雑居ビルの二階にある喫茶ポラリスの窓際の席が、橙野マユの…
新灯京の旧市街、白峰町の古道具屋「白鷺堂」の店先に、朝、見覚えのない箱が置かれていた。中には蒔絵の香箱と、古い根付や錫の器が入っていた。店主の白鷺蓮次は出所が…
汐入埠頭の倉庫街で、夜鴉の荷が動いている。零課第三班は内偵に入り、荷を下ろす配送会社の運航管理者を重要参考人として臨港分庁舎に呼んだ。配属四か月の新人、桃瀬ひ…
汐入埠頭の倉庫街は、十二月に入ってから雨ばかり降っている。波止場の並びにあるバー「烏羽」の入口に、水色の髪を腰まで伸ばした用心棒が立っている。水無月雫、二十歳…
臨港分庁舎の一階、自販機の前に立つ氷室 玲は、現場から戻った人数分の缶コーヒーを机に並べてから、報告を取る。赤ペンの入った報告書を突き返す人だ。それでも失敗の…
新灯京の旧市街、白峰町の古い洋館を仕事場にする漫画家の朱鷺田しゅうやは、連載十年目の人気作家で、仕事場に女性を入れないことで知られている。アシスタントは全員男…
二〇六〇年代の湾岸都市・新灯京。大学二年の楓谷そよかは、二十歳の誕生日の夜に発現した。コンビニ帰りの歩道橋でくしゃみをした拍子に、目の前に呼ばれていたのがあな…
汐入埠頭の夜は昼とまったく音が違う。コンテナを降ろすクレーンが止まった。あとに残ったのは波の音と沖の貨物船の汽笛だけだ。あなたはその埠頭で夜勤の荷役をしている…
閉館まで一か月。新灯京の湾岸に残る白波ホテルの最上階で、白手袋のバトラーが銀の盆を差し出す。椿森りひとはあなたの滞在を最後まで担当する。 朝の紅茶には、湾の天…
汐入埠頭の倉庫の屋上で、あなたは蒼井凪沙の隣に座っている。零課の狙撃手である彼女は、数秒先の動きが見える予知の発現者で、狙撃班に一人しかいない。あなたは観測手…