「西洋」のタグが付いたシナリオと物語を153件まとめました。「ファンタジー」、「恋愛」、「探索」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
王都の外れのオルヴァーン召喚学院には、生徒が一人しかいない科がある。学院の中で気味悪がられている死霊術科で、ただ一人の生徒は三年のエロディ・ガルニエだ。二十八…
聖王国エルシオンの北の国境のハイデック砦は、毎年冬の群れの季節に傭兵団を雇い入れる。秋の終わりに砦の中庭で三つの団が試しを受け、腕と規律を見せた団が冬の持ち場…
港町ミルトンの東の岬の灯台には、霧の番人と呼ばれる使い魔が一体いる決まりがある。番人のいない灯台は、港の評議会に取り上げられる。灯台守の父が倒れて先代の番人も…
鐘の王国ヴェルナの街道を旅する吟遊詩人ソランジュは三年前に病で光を失った。春の王都の歌合わせに出るために、道案内のいない一人旅を続けている。鐘楼の町エスティの…
葡萄畑の丘の上のカルミナ魔導学院で二年の召喚の儀が終わった夕方、雑役係のイラリア・ガッリは円形の実習場の石の床を掃いていた。消し忘れの陣の線を箒の先でなぞった…
📰 首席の竜、水路から港へ 品評会の十日前の朝、ミルトン召喚学院の使い魔舎で海水の水槽が空になった。鉄の格子の留め金が外れていたらしい。逃げたのは学年でただ一…
海峡を見下ろすロスヴァイン召喚学院で、最終学年の名簿の首席ミルドレッド・ヘイルが、卒業の対抗演習の三十日前に退学届を出した。家の船会社が嵐で船を失い、父は彼女…
研究棟の夜間記録簿 里帰りの週 一日目 — 夕方、使い魔が丘を下りる。階段教室の灯りを落とす刻限を一刻延ばした 三日目 — 三年の首席の部屋の灯りが朝まで消え…
勇者の一行を除名されたあなたは、山の湯治場フェルゼンバートの湯守の小屋に住み込んで、源泉の見回りを手伝っている。雪の来る前の日、湯治の客に混じって一人の娘が山…
大樅が眠った朝から、生徒自治会の書記は精霊の悪戯を一件ずつ書き留めている。 生徒自治会 眠りの百日の記録 朝の鐘 :鳴らない (大樅の大精霊が眠りに就いた) …
📰 噂 今年の逆さ週で首席が皿を割る 旧城壁の回廊に今朝貼られた紙の一枚目。首席が給仕に回る七日間を、半地下の生徒たちは一年前から待っている。 📰 噂 逆さ週…
上級課程 合わせの序列表(仮) S の定員 :五 (ヘルミオンの S が五人、ノルトガルデの S が四人いる) 白塔の最上階 :S の個室が五つ (序列戦まで…
学術都市ヘルツァウの王立魔導学院で、三年前に全校首席で卒業したゾーエ・ベルクマイヤー。いまは研究院の召喚学講座の首席研究生で、教授会に出した研究の題は「下位の…
告示 生徒自治会長の立候補について 改める点 :S の推薦状三通に代えて、全校の三分の一の署名をもって候補とする 資格 :階級を問わない。木の章の者も立てる …
学術都市ヘルツァウの王立魔導学院で、三年間 S の席を譲らなかった首席オッティーリエ・タールベルクと、あなたが研究塔の前の中庭で向き合っているところを、見回り…
階級申告書 クローネブルク魔導学院 序列委員会 申告する階級 :S・A・B・C・D・E のいずれかを本人が書く 証人 :その階級のあなたを見知った者二名の署名…
坑道の引率者求む 求む :銀級以上の冒険者一名(除名の前の等級で数えてよい) 引率する一行 :銅級の新人三名(剣士・魔導士・弓) 仕事 :廃坑の迷宮の三層より…
迷宮都市カルデンブルクの冒険者ギルドには、除名の不服申し立てがある。申し立てると王都の本部から審査官が来て、一か月かけて除名の経緯を調べ直す。百件に一件も通ら…
雲雀亭 宿帳(長逗留の客) 二号室 :ヘンニ・ラスク/元勇者一行の盾役・鉄級 (林檎酒のつけが三樽ぶん) 四号室 :ロレーナ・カッシーニ/元聖堂付きの神官・銅…
王都ラーヴェンナの施療院へ運ばれた夜から、神官ネリッサは毎朝、扉の前であなたを待つようになった。包帯を替えながら前に治した傷を挙げていく。数を確かめるために記…
夏の終わり、ソルマーレの波止場に縞のシャツの男が立っている。ティベリオは軽口を飛ばしながら荷を担ぎ、話しそびれた港の出来事を並べ始める。赤いスカーフの下には古…
冬の終わり、王都の街外れの救護院に、龍災で家を失った人たちが入っている。定員はとうに超えて、廊下にも毛布が敷かれた。食料と薬は足りないままだ。 ここを一人で回…
鋳物師どの。 北のオルテンで鐘にひびが入った。撞けども音は二つに割れる。 冬至までに新しい鐘を一口鋳て、あの鐘楼へ吊るしてこい。町の夜を音で囲める形に戻すのが…
ヴィントホルン竜便所 掲示 急便 :一件。宛先は王都アルヴェスの宮廷。受理期日は八日目の夜明け 乗り手 :ユーリア・ファルク(便竜ノルン) 相方 :一名。至急…