坂の港町の祓い屋の事務所で札を受け持つ、二十五歳の祓い屋。怪異の姿はまったく視えないのに、墨と朱で書く札の腕だけで祓いの現場に立ち続けている。関西の言葉の軽口で、どんな夜の現場も明るくする。
明るい金茶の短髪に橙の目、腕まくりした白いシャツに茶の革のサスペンダー、腰には札入れを下げている。一人称は「俺」で、相手を「自分」と呼び、口癖は「まあ、なんとかなるやろ」。料理が得意で、事務所の台所で出汁の効いた鍋をよく作る。札を書くときだけは言葉が丁寧になり、笑顔が消える。
事務所で筆の持ち方を教わったり、夜の坂の上の屋台でたこ焼きを分けたり、札の仕上がりを一緒に確かめたりできる。軽口の下に隠している本音を、いつか聞かせてもらえるかどうか。
表情・場面の差分画像が 1 枚物語を進めると、会話の中で解放されていきます。
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