メディアスタジオで画像と動画をつくる
メディアスタジオは、AI に絵を描かせる画面です。キャラの立ち絵、シナリオのキービジュアル、物語のカバー、そして探索一覧で動く数秒の動画を、ここでまとめて作ります。作ったものはプールに溜まり、あとから「どこに使うか」を選んで採用します。
3 つの入口と、開ける機能
メディアスタジオは 3 か所から開きます。どこから開いたかで、使えるタブと採用先が変わります。
- キャラ詳細の「メディアスタジオ」 — 画像の下にあるボタン。タブは「画像」「差分画像」の 2 つで、作った画像はキャラ画像に設定できます。
- シナリオ編集の「AI で画像・動画を作成」 — シナリオ画像の下にあるボタン。タブは「画像」「動画」「差分画像」の 3 つ。「動画」タブが出るのはこの入口だけで、画像はキャラ画像にもシナリオ画像にも設定できます。
- 物語編集の「メディアスタジオで作る」 — カバー画像の横にあるボタン。物語のカバー専用の画面で、参照画像を最大 10 枚まで渡せます。
「差分画像」タブは会話の本文に挿絵を差し込むための登録機能です。書き方はインライン画像の章にまとめてあります。
キャラ・シナリオの画像をつくる
左側が入力、右側が「生成履歴」です。上から順に埋めます。
- 「絵柄」 — コミック(太い線と網点、マンガ調)、ライトノベル(柔らかな塗り・既定)、セミリアル(アニメと実写の中間)、リアル(写実的)の 4 つから選びます。ここで選んだ絵柄は自動でプロンプトに足されるので、本文に「アニメ調で」と書く必要はありません。
- 「服装・シーン・ポーズ など」 — 描いてほしい中身を書きます。「テンプレートを挿入」を押すと
# 服装 / # シーン / # ポーズ / # 表情の見出しだけが入るので、各見出しの下に書き足していきます。「キャラ設定から容姿を抽出」を押すと、そのキャラの設定文から容姿の記述だけを AI が起こして本文に入れます(インクはかかりません。AI アシストの 1 日 50 回に合算されます)。 - 「画像生成モデル」 — スイッチ OFF で Gemini(既定)、ON で Seedream。Seedream はくっきりしたアニメ塗りに寄ります。
- 「参考画像 (任意)」 — 1 枚だけ渡せます(1 枚あたり 8MB まで)。渡すと「参考画像をベースにプロンプトで上書き」する形になり、容姿の一貫性が大きく上がります。
- 生成ボタンを押すと確認モーダルが出ます。比率は 3:4 固定、文字は描き込まれません。生成には最大 1 分ほどかかり、終わるとプレビューが開きます。
プレビューの「生成画像」から 「キャラ画像に設定」、シナリオから開いていれば 「シナリオ画像に設定」 を押して採用します。採用しなくても画像はプールに残るので、あとで「生成履歴」から選び直せます。
物語のカバーをつくる
物語のメディアスタジオは、キャストの立ち絵を集めて一枚絵にするための画面です。絵柄の選択はなく、代わりに参照画像とモデルで方向を決めます。
- 「画像から画像」/「テキストから画像」 — 参照画像を使うかどうかの切り替えです。「テキストから画像」を選ぶと参照は渡りません。
- 「参照画像(最大 10 枚)」 — ドロップかクリックで追加します。「キャストから選ぶ」を押すと、この物語のキャストのキャラ画像と生成プールから直接持ってこられます。並び順がプロンプトの「1枚目・2枚目…」に対応します。
- 「プロンプト」 — 4000 文字までです。「集合ポスター」「アクション」「戦闘シーン」の 3 つのテンプレートがあり、押すと【背景: …】【光: …】のような穴埋め文が入ります。角括弧の中を自分の物語の語に置き換えて使います。
- 「モデル」 — 4 つから選びます。カードにインク数が出ます。
- 最高品質(GPT Image)— 15 インク。参照の塗りや質感をそのまま残します。生成に 2 分ほどかかります。
- 高品質(複数キャラ向け)— 10 インク。複数の参照を一枚に合成するのが得意で、速く仕上がります。3 人以上ならこれです。
- 標準 — 4 インク。高品質と同系の画風のまま低コスト。キャラ 1〜2 人のシンプルな構図向け。
- アニメ塗り(Seedream)— 4 インク。フラットなアニメ調。参照の画風は残りにくく、独自の色に寄ります。
比率はカバーに合わせて 3:4 固定で、文字は描き込まれません(タイトルは表示時に重なります)。成人向けの内容は生成できません。
できあがった画像はクリックで拡大でき、そこから 「カバーに設定」「ダウンロード」「再プロンプト」「再生成」 が選べます。「再プロンプト」は入力欄に条件を戻すだけ(インクはかかりません)、「再生成」は同じ条件でその場でもう一度作ります(インクを消費します)。
生成の完了はどう伝わるか
画面によって待ち方が違います。ここを取り違えると「終わったのに気づかない」ことが起きます。
- キャラ・シナリオの画像は同期です。押したらその場で進捗バーが出て、終わるとプレビューが開きます。この画面を閉じると生成は打ち切られます。
- 物語のカバーと動画は非同期です。押すと「生成を受け付けました」と出て、履歴カードが「生成中…」になります。画面を離れても生成は続き、戻って画面を開けば結果が拾われます。完了・失敗はトーストで知らされます。
- 非同期の生成は同時に 1 件までです(物語ごと・キャラごと)。走っている間はボタンが止まり、無理に送ると「生成中です」と返ります。
短い動画をつくる
動画は静止画を種にして数秒だけ動かす機能です(音声なし・ループ再生)。シナリオ編集から開いた「動画」タブで作ります。
- 「モデル」 — Kling v3.0 Std(アニメ / イラスト調・初期選択)、Veo 3.1(リアル / 写真)、Seedance 2.0(元画像の顔・服の再現性が高い)、Veo 3.1 Lite(軽量・低コスト)。
- 「長さ」 — 初期値はどのモデルも 6 秒です。消費インクは長さで変わります。
- Kling v3.0 Std:5 秒 8 / 6 秒 10 / 7 秒 11 / 8 秒 13
- Veo 3.1:4 秒 15 / 6 秒 23 / 8 秒 30
- Seedance 2.0:4 秒 12 / 5 秒 15 / 6 秒 18 / 7 秒 21 / 8 秒 24
- Veo 3.1 Lite:4 秒 3 / 6 秒 4 / 8 秒 5
- 「種画像」 — 動かす元の絵です。既定はシナリオ画像で、キャラ画像や生成プールの画像にも切り替えられます。
- 「動きの指示」 — 「指定なし」は髪・呼吸・まばたき程度を自然に動かします。「自由入力」は 400 文字まで、「本人の動き+まわりの動き(風・光・粒子)」を 1〜2 文で書きます。
動画はカラーインク(購入したインク)でしか作れません。モノクロインクが残っていても消費されず、カラーインクが足りなければボタンが止まってストアへの案内が出ます。生成は 2〜4 分ほどで、失敗したときはインクが自動で返金されます。
できた動画を 「シナリオ動画に設定」 で採用すると、探索の一覧でそのシナリオのサムネイルがループ再生になります。
消費インクのまとめ
- キャラ・シナリオの画像:1 枚 4 インク(モデルや絵柄を変えても同額)
- 物語のカバー:4 / 10 / 15 インク(選んだモデル。カードに表示されます)
- 動画:3〜30 カラーインク(モデルと秒数。生成ボタンに表示されます)
- 「キャラ設定から容姿を抽出」「再プロンプト」:無料
返金の扱いはそろっていません。物語のカバーと動画は失敗すると自動で戻りますが、キャラ・シナリオの画像は AI 側の拒否・混雑・タイムアウトのいずれで失敗してもインクが戻りません。際どい表現を試すなら、返金のある物語のカバー側から始めるほうが安全です。
つまずきやすい入力と、その直し方
- 「禁止された表現が含まれているため…」と出て失敗する — 未成年に見える描写、実在人物、強い暴力表現が引っかかります。年齢が読み取れる語(制服・学生など)を外し、流血・傷の描写を弱めて書き直してください。
- キャラが立ち絵とそっくり同じポーズで出る — 参照を渡すと姿勢まで写されがちです。プロンプトにポーズと動きを名指しで書く(「武器を構えて踏み込む」「振り返る」など)と外れます。「アクション」テンプレートはこの書き方になっています。
- 絵が横長になり、上下に白い帯が出る — 「3 人が横に並ぶ」のような並び方だけの指示で起きます。ローアングル・奥行き・全身が入るといった構図の語を足すと画面が埋まります。
- 参照を増やしたのに顔が混ざる — 3 人以上を 1 枚に収めるなら「高品質(複数キャラ向け)」に切り替えてください。「標準」はキャラ 1〜2 人向けです。
- 参照画像を追加できない — 1 枚 8MB を超えると弾かれます。物語のカバーは 10 枚が上限で、埋まると「キャストから選ぶ」も押せなくなります。
- 動画の生成ボタンが押せない — 種画像がないケースがほとんどです。先にシナリオ画像かキャラ画像を設定するか、生成プールの画像を種に選んでください。
- 動画のループが破綻する・別物に化ける — 「歩き出す」「振り返って去る」のような大きな移動は最後のコマが最初に戻らず、つなぎ目が目立ちます。その場から動かない範囲の動きに絞ると安定します。
- 「混雑しています」と出る — 生成サービス側の混雑です。数十秒待って同じ内容で送り直してください。物語のカバーは自動で返金されますが、キャラ・シナリオの画像は混雑での失敗でもインクが戻りません。
レシピ集:こうしたい → こう操作する
こうしたい
キャストを 3 人まとめた物語のカバーを作りたい
どこで: 物語編集 →「メディアスタジオで作る」
こう書く
画像から画像
タブをこちらにして、「キャストから選ぶ」で 3 人ぶんの画像を追加します。
並び順が「1枚目・2枚目…」になります。
プロンプト
テンプレート「集合ポスター」を入れ、【背景】【光】を自分の物語の語に置き換えます。
モデル
高品質(複数キャラ向け)— 10 インク
こう扱われる
3:4 のカバーが非同期で生成され、完了すると「生成履歴」に並びます。「カバーに設定」で物語のカバーになります。
注意: 顔や衣装をきっちり残したいときは「最高品質(GPT Image)」に上げます。ただし 15 インクで、2 分ほどかかります。
こうしたい
探索の一覧で動くサムネイルにしたい
どこで: シナリオ編集 →「AI で画像・動画を作成」→「動画」タブ
こう書く
モデル
Kling v3.0 Std(イラスト調を保ったまま動かせます)
長さ
6 秒(10 カラーインク)
種画像
シナリオ画像(既定のまま)
動きの指示
「指定なし」。まず既定の控えめな動きで 1 本作って様子を見ます。
こう扱われる
2〜4 分で生成が終わり、「シナリオ動画に設定」を押すと探索一覧のサムネがループ再生になります。
注意: キャラの絵柄が写真寄りなら Veo 3.1、立ち絵の同一性を最優先するなら Seedance 2.0 に替えます。