「現代ファンタジー」のタグが付いたシナリオと物語を49件まとめました。「現代」、「日常」、「お仕事」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
霧の深い朧山で道に迷ったあなたが辿り着いたのは、誰も参らなくなった古い社だった。鳥居の奥で待っていたのは、白い長髪に朱の目、白い狐の耳と一本の尾を持つ狐の神、…
北関東の山奥の、日が町より一時間早く沈む谷の村。夏のあいだ空き家の留守番に来たあなたが雨戸を開けた最初の夕方、生け垣の向こうから狐の面を頭に掛けた娘が顔を出す…
坂の多い港町の、山の手の川沿いに一軒だけ残る紙漉き工房。冷たい川の水で漉く一月の寒漉きの朝、もう一つの漉き舟の前に、金茶の髪の青年が袖をまくって立った。町の祓…
二〇四七年の東京の警視庁本部で、ひと月前からあなたが触れると機械が止まるようになった。複合機は紙を吐かず、エレベーターは扉を閉じたまま、自動販売機は硬貨を返し…
二〇四七年の東京の東の下町。古いアーケードの柳通り商店街に、カウンター八席の定食屋「まるや」がある。女将が手首を折って入院したひと月、あなたは一人で店を開ける…
二〇四七年の東京。警視庁本部の地下四階に、異能の事件を受け持つ特異事案課がある。この春からあなたはそこの課長付きの事務官を務める。上層部の狙いは、五年もほとん…
見極めの同行 守護官名簿(三年の班) 本庁特務班 :栂野 すずね (名簿から目を上げない。晴れでも傘を持つ) 湾岸機動隊 :帆足 みずほ (本校の卒業生。無線…
ミツガケ商会の東京出張売り場は、デパートの催事場を借りた一角にある。実演販売員の弓削ノアは、買うつもりのない客にも弓を握らせ、返ってきた手応えを聞いてから次の…
横浜第二封鎖ゲートの受付は、フェンスの内側のプレハブにひとつしかない。あなたは三歳上の兄が この空間で消息を絶ってから、閉所の時間帯にそこへ通っている。捜索願…
横浜・野毛の高架下に、夜だけ立つ闇市がある。エーテル空間から持ち帰られた結晶やアームの部品がシートの上に並び、値をつけるのは、灰緑のツナギを肩に掛けた蘇我レナ…
横浜第二ゲートが封鎖されて、三か月になる。解除の審査は進まず、あなたが預けた橙色の回収容器は、いまも封鎖の内側にある。中身はミツガケ商会から借りた試作の矢筒と…
横浜第二は、再生成の周期がずれてから封鎖されたきり、ゲートの外にいる誰にも中がどうなっているかを教えてくれない。星見計器の技師であるあなたは、区域の中に計測器…
横浜の弓専門メーカーはミツガケ商会だ。開発部の三ツ掛環は試作の長弓を撃ち比べる射手で創業家の三女でもある。射が当たれば家の射場と道具のおかげだと受け流す人だ。…
ミツガケ商会は横浜の弓専門メーカーだ。エーテル金属の矢尻を作っている。真柴灯はそこの矢尻職人だ。回収された矢を研ぎ直す仕事を一人で受け持っている。元は自分でダ…
横浜第二の封鎖ゲートは、閉じたまま周期だけが狂っている。カナリアはその穴から潜り、拾った結晶と周期の数字を闇市へ卸す。入口の開いているあいだは短く、見つかれば…
ミツガケ商会の試作長弓 MG3 が、エーテル資源管理局の装備採用試験に出る。審査は命中と回収と整備の記録で、落ちれば開発は打ち切られる。 試作弓 品書き ミツ…
封鎖された横浜第二で、再生成が五日後に来る。 取り残された回収容器と戻れなくなっている者を連れ戻す。その数字はまだ公表されていない。 📅 三度のずれ 横浜第二…
鶴見の倉庫街で、あなたは拾われた。ブロック塀の下に置かれた結晶の袋へ手を伸ばしたところへ、「それ、置き餌だよ」と声をかけてきた女がいる。作業ツナギを腰で結び、…
横浜第二ゲートが封鎖されて、あなたの潜行先がなくなった。代替ゲートの割当は抽選で、結果は登録証の番号に届くだけだから、待つ以外にできることがない。封鎖の理由は…
星見計器の観測技師、星見ルカは、横浜第二ダンジョンの再生成の周期が計算より早くずれているのを、今年の春に最初に測った。報告は会社を通して上げたが公表は見送られ…
四月に越してきた木造アパートの角部屋には、先に住んでいる人がいた。白いボブに古い型の制服を着た十九歳の幽霊で、姿が見えるのはあなただけだ。彼女は家事を手伝おう…
八月の一日、肝試しで玖珂神社の禁足地へ入ったあなたは、注連縄の内側にあった封じの石を踏み割った。中にいた狐は割った人間を依代に選ぶ。 巫女の稲生まほろはそれを…
海沿いの町・汐見の坂の上に、古いアパートがある。三月の終わりの雨の夜にあなたはアパートの前で倒れていた大きな黒灰色の犬を拾った。体を拭いて毛布にくるんでやった…
エーテルワーカーズ 現 代 ・ 渋 谷 第 二 隕石が運んできた元素が、街の地下に迷宮を作った。 刀鍛冶と製薬と配信者、三つの会社が同じ広場に集まる。 💠 エ…