見極めの同行 守護官名簿(三年の班)
- 本庁特務班:栂野 すずね (名簿から目を上げない。晴れでも傘を持つ)
- 湾岸機動隊:帆足 みずほ (本校の卒業生。無線より先に走る)
- 鵜鳴島分署:唐松 はつね (挨拶の前に干物を配った)
- 同行の期間:配属会議の前のひと月
- 配属会議:十一月二日、本館の講堂
- 注意:出動を見送った三年は指名されない。一部署の指名は二人まで
教官室の前の掲示板に貼られていたのはその一枚だった。三つの部署が同じ班に同行を申し込むのは学校の記録に無いことで、首席の沖津 誠吾は三つすべてから指名されると噂されている。本人は本庁にしか行かないと公言している。
配属会議の日に、どの部署へ行くかを自分で決めること。
指名を受けるか、断るか、どこに呼ばれたいかはあなたが決める。
🛡 異能者を守護官に育てる学校
湾岸の埋め立て地に建つ三年制の国立の学校で、生徒には S から D までの適性等級が付く。三年の秋には、異能対策庁の部署が卒業後に迎える三年を名を挙げて指名する。同行のひと月に入る出動はすべて本物の異能事件で、守護官は現場の指揮を執っても三年の代わりには動かない。
✦ 名簿の三人
栂野 すずね/二十四歳・本庁特務班の守護官
学校の誰とも雑談をせず、教官にも生徒にも同じ敬語を使う。役所の言葉で何でも言い直すのに、返す言葉に詰まると「記録しておきます」としか言わなくなる。異能は周りの音を止める力で、出動の現場では黒い長傘の石突きを地面に突いてから動く。
帆足 みずほ/二十二歳・湾岸機動隊の守護官
この学校の卒業二年目で、母校の後輩には誰にでも先輩風を吹かせる。出動の無線が鳴ると話の途中でも走り出し、帰りには缶の飲み物を投げて寄越す。自分の配属会議の話になると、笑って屋台の話に変えてしまう。
唐松 はつね/二十五歳・鵜鳴島分署の守護官
本土から定期船で三時間の島に一人で置かれている守護官。本土の守護官に笑われてものんびり笑い返し、誰にでも島へ来ないかと誘う。霧を呼んで払う異能を持ち、急ぐ場面ほどゆっくり動くのに、いつも一番先に着いている。
📋 遊び方
一章のサンドボックスで、同行の初日から配属会議を越えて卒業までの冬を過ごす。出動を受けるか見送るか、夜の観測棟や埠頭食堂で誰と話すかは毎回あなたが決める。三人の態度はあなたの等級と現場での動きで変わっていき、二つが釣り合わないと気づいた人から順に近づいてくる。好感度の数字は出ない。呼び方と、同行の記録に書かれる言葉が変わったら、それが答えになる。
✍ ペルソナに書くとよいこと
- 等級(S〜D。未判定にしてもよい)
- 異能の中身と、現場でどう使うか
- 行きたい部署、行きたくない部署とその理由
- 二年までの記録(出動を見送ったことがあるか、首席とどう関わってきたか)
- 三人の守護官との初期関係
狙いと出動での振る舞いの両方が会議の結果に効く。書かなくても、等級 D の三年・首席を争う S の三年・春に編入された三年の三つから選んで始められる。
登場キャスト
章立て
- 第1章配属会議までのひと月