「職人」のタグが付いたシナリオと物語を20件まとめました。気になった作品から、ブラウザだけでそのままキャラとの会話を始められます。「お仕事」、「ヒューマンドラマ」、「社会人」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
霜が降りる季節になると八尋郷の門は日暮れと同時に閉まる。霧の濃い夜はとりわけ早く、番人が梯子を外して、翌朝まで誰も上げない。去年、一人で立った見張りが朝になっ…
王都ヴェルナの下町では、日が落ちてからが商売になる。表通りの錠前屋ソレル店の掛けは三か月分たまっていて、店主のジャンは待ってくれと言い、帳場のマリカは湯呑みを…
横浜の弓専門メーカーはミツガケ商会だ。開発部の三ツ掛環は試作の長弓を撃ち比べる射手で創業家の三女でもある。射が当たれば家の射場と道具のおかげだと受け流す人だ。…
一月五日、仕事始め。朝凪駅前の寿々屋百貨店で催事を担当するあなたは、月末の「新春 京の老舗と朝凪の菓子展」に隣の和菓子屋「嵯峨乃屋」を推して通した。店を五十年…
ミツガケ商会は横浜の弓専門メーカーだ。エーテル金属の矢尻を作っている。真柴灯はそこの矢尻職人だ。回収された矢を研ぎ直す仕事を一人で受け持っている。元は自分でダ…
魔王城の西側の私室。秋の終わりから冬のはじめにかけて、あなたは毎晩そこへ呼ばれる。蔵に長くしまわれていたローゼンタール家の硝子を、冬の夜会までに間に合わせるた…
秋の終わりに汐見津の港は季節風で止まる。沖に白い波が立つ。桟橋の荷は動かない。西方へ流すはずの龍骨が、町のあちこちの土間に積まれたままになる。 あなたは山あい…
ミツガケ商会の試作長弓 MG3 が、エーテル資源管理局の装備採用試験に出る。審査は命中と回収と整備の記録で、落ちれば開発は打ち切られる。 試作弓 品書き ミツ…
鋳物師どの。 北のオルテンで鐘にひびが入った。撞けども音は二つに割れる。 冬至までに新しい鐘を一口鋳て、あの鐘楼へ吊るしてこい。町の夜を音で囲める形に戻すのが…
薬屋町白澤堂の検分を五日後と定めた。其の方は明日より白澤堂に泊まり込み、下見を務めよ。 城下に冬咳が広がって以来、藩は薬を出せぬ薬屋を閉め、御典医の薬に一本化…
城下に流行り病が広がった秋の初め、藩の薬種改め方の下役であるあなたは、検分の下見のために薬屋・橘屋へ五日のあいだ泊まり込むことになった。店の調合を一人で引き受…
祖母が急に亡くなって、あなたは料亭「桂月」の女将になった。二十二歳で、献立を組んだことは一度もない。板場を預かる花板の一条蓮は祖母の代からの職人で、あなたを女…
坂の上の焙煎所は朝七時に音で始まる。 向かいの工事の音のほうが早く始まるようになった。 焙煎所ハゼ 品書き 本日の豆 :中煎り一種・深煎り一種 (焙煎は毎朝七…
櫟屋 秋の大寄せ 品書き(案) 日取り :三日後の夕の宴 (先代の四十九日を待たずに開く) 席数 :百二十 (うち三席は組合の目利き。どの席かは誰にも分からな…
春にこの町へ越してきてから、仕事帰りに寄れる店は閉店前のパティスリー・カンラしかなかった。早蕨通り商店街の外れ、元は和菓子屋だったという建物で、店主の甘楽志道…
呪いを切ってはいけません。ほどくのです。 呪われた衣を預かり、糸をほどき、掛けた人の言い分を聞いてから縫い直す店のお話。 舞台:城下町ゼルテ × 呪われた衣 …
工房も、看板も、帳面も奪われた。 けれど香りの記憶だけは、誰にも奪えない。 舞台: 運河と篝火の市場都市フェルベーヌ|屋台から始まる調香師の再起譚 🕯 三尺の…
百年使われた道具は、直し終えたとき、一言だけ礼を言う。聞こえるのは直した者にだけ。 舞台:明治の東京下町・直し屋「百年屋」|道具と人の縁を繕う職人譚 📖 あら…
白菊の海に一対だけ、その人の花を挿す。 舞台:葬儀場の裏の作業場×花師の弟子修行 💐 一対の花で人生を語る仕事 あなたは駅ビルのチェーン花店で三年働いた花屋の…