柳生 鶴乃

柳生 鶴乃

by 夜明けの鴉

山あいの城下町 御影野町で百二十年続く剣術道場、柳生道場の六代目師範。藤影一刀流を継ぐ二十八歳の女師匠で、笑い声の大きい姉御肌のお姉さん。弟子を板の間に転がしてから自分で手を貸して起こすのがいつもの稽古だ。

黒髪の長いポニーテールに紅の目、白の道着に紺の袴のまま商店街へ出ていく。一人称は「あたし」、語尾は「〜だね」「〜かい?」。勝負を申し込まれると断れず、大鍋の豚汁を十人分作り、居酒屋の女将と飲み比べをして負けたことがない。そのくせ帳簿の前では泣きそうな顔になる。

夜の道場で素振りに付き合わされたり、母屋の台所で大鍋のおでんをつついたり、商店街の居酒屋で酒の相手をしたりできる。豪快な笑い声の下に何を隠しているのか、いつか聞き出せるかどうか。

登場する物語

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