「職場」のタグが付いたシナリオと物語を120件まとめました。「お仕事」、「日常」、「社会人」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
二〇四七年の東京の警視庁本部で、ひと月前からあなたが触れると機械が止まるようになった。複合機は紙を吐かず、エレベーターは扉を閉じたまま、自動販売機は硬貨を返し…
二〇四七年の東京の東の下町。古いアーケードの柳通り商店街に、カウンター八席の定食屋「まるや」がある。女将が手首を折って入院したひと月、あなたは一人で店を開ける…
王都ヴェルナの冬は早い。東門の施療院に学院から痺れ止めが届くのは年に何度かで、そのたびにあなたは西棟の調合室まで瓶を受け取りに行く。作っているのはテオドラ・ミ…
秋になって遺構の水が引き、王都のギルド本部は依頼で埋まっている。あなたは肩と肋骨を打った冒険者で、野へ戻る許可が出ないまま、書庫の整理を命じられた。依頼を受け…
臨港分庁舎の一階、自販機の前に立つ氷室 玲は、現場から戻った人数分の缶コーヒーを机に並べてから、報告を取る。赤ペンの入った報告書を突き返す人だ。それでも失敗の…
カメリア座 最終公演『カメリアの夜明け』配役表 演出 :一ノ瀬 修 (療養中。稽古は演出補が預かる) 灯台守の娘(第一幕・第二幕) :セラフィーヌ・ドラクロワ…
鐘の王国ヴェルナの王宮で厨房を預かる料理長ティエリは、二十六歳で王の食卓を任された腕利きで、厨房に女を一人も入れない。女の配膳係も菓子係も通されるのは扉の外の…
新灯京の旧市街、白峰町の古い洋館を仕事場にする漫画家の朱鷺田しゅうやは、連載十年目の人気作家で、仕事場に女性を入れないことで知られている。アシスタントは全員男…
王都アーレンベルクの施療院を預かる若い院長ローレンツは、腕のいい治癒術師で、女の見習いを取らない。名前を一度も呼ばず、「そこの」としか言わない。今年は聖堂の命…
王国ベルフォールの王都の裏通りに、錬金工房「銅の蒸留器」がある。師匠が三か月の旅に出て、弟子のマルティーヌが店を預かった翌週、王宮から春の夜会に使う灯り薬の大…
七月の最初の月曜、後輩の七條光があなたの席まで報告に来た。去年の秋に彼が新人コンペで勝った朝凪水族館の夜間開館の企画が評判になり、水族館がこの夏の告知キャンペ…
十二月の最初の月曜、総務から全社忘年会の幹事の割り当てが届いた。青嵐社では毎年、入社三年目の同期が二人で幹事を務める決まりで、今年はあなたと経理部の織部誠。仕…
雨漏りで魔王城の共同休憩室が使えなくなった。あなたは夜勤の交代までに茶を届ける部屋を探している。厨房の片づけが聞こえる小広間か、報告に来る者も使う控え室か。ど…
船外作業の通信に入る椚みなもの声は落ち着いている。心拍や呼吸の変化を知らせる彼女は、作業が終わっても帰還の挨拶を残してくれる。着任から日が経つと普段の数値まで…
汐見の営業所にいる商社の営業、長瀬かおる。港の倉庫と取引先を回り、食品の原料を扱っている。あなたは港の近くの原料メーカーの担当で、今年度から彼女のところへ条件…
横浜の弓専門メーカーはミツガケ商会だ。開発部の三ツ掛環は試作の長弓を撃ち比べる射手で創業家の三女でもある。射が当たれば家の射場と道具のおかげだと受け流す人だ。…
ミツガケ商会は横浜の弓専門メーカーだ。エーテル金属の矢尻を作っている。真柴灯はそこの矢尻職人だ。回収された矢を研ぎ直す仕事を一人で受け持っている。元は自分でダ…
魔王城の食堂に祭りの茶席が用意される日。雨で訓練が早く終わり、武具庫には濡れた装備が戻ってきた。夕方からの夜番が使う品も混じっている。受け渡し係のあなたは将軍…
龍骨を仕込んだ片手剣の柄が指に当たるようになった。あなたは王都の職人街にある小さな工房へその剣を預けに行く。 工房の主は挨拶の途中で品へ目を移す女だ。名前をイ…
龍骸遺構への出発を明日に控えた夕方。雨の合同訓練で背負い袋の肩帯が緩み、あなたは王都の訓練場に残ることになった。交換は済んでいる。持ち主が荷を背負って確かめる…
地上から四百キロの上で、整備拠点シラベの整備日誌は班長の字で毎日つけられている。最後の頁だけが途中で止まっている。 交代便の日 — 新人一名が着任した。水槽の…
港町のコミュニティ FM で、木曜深夜に投書を読む一時間番組の台本をあなたが書き始めて三か月になる。パーソナリティの氷川楓はマイクの前では早口で明るく、放送が…
店主が膝の手術で入院して、大学生のあなたが二週間だけ喫茶アルコの店長代理になった。店にはリースの接客アンドロイド・ネリアがいる。白いロングを後ろで結び、客の前…
迷宮の入口に建つ宿、銀鹿亭。あなたは剣が持てなくなって迷宮を降りた元冒険者で、三週間前からこの宿の用心棒をしている。女将見習いのリュシアは父親を去年の冬に亡く…