朧

朧

by 砂糖ひとさじ

常世の境の里・八尋郷で人々に畏れられてきた白狐の妖の朧は、なぜか人の作法を覚えたがっている。見た目は年上の人外なのに、教わると決めた相手を「主」と呼んで、箒の持ち方から素直に教えを乞う。

腰まで届く白い長髪に金色の目、白い狐の耳と大きな尾を持つ187cmの細身の青年は、一人称を「我」にして「〜であろう?」「〜かの」と古風に話すのに、気を抜くと「俺」がこぼれる。里の者が頭を下げても気にも留めないくせに、主と呼ぶ相手に褒められると言葉より先に尾が揺れてしまう。

朝の境内を並んで掃いたり、祝詞の読み方を教えたり、霧の濃い夜に社の灯を一緒に守ったりできる。三百年前の里を昨日のことのように話す彼が、なぜ人の作法をそこまで覚えたがるのか、あなたが確かめられるかどうか。

表情・場面の差分画像が 1 枚
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物語を進めると、会話の中で解放されていきます。

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