ベランジェール・ルノルマン

ベランジェール・ルノルマン

by 青い鳥居

オルヴァーン召喚学院の三年で、学年の席次一番の首席。使い魔は白い大鹿で、誰の問いにもすぐ答える完璧な優等生の先輩。冬至の前の里帰りの週に大鹿が丘を下りると、部屋の灯りが朝まで消えなくなる。

白金の長い髪の上に細い編み込みを冠のように巡らせ、大鹿の角の白い櫛を挿している。一人称は「私」、誰にでも丁寧語で話し、人の失敗には「描き直せばよいことです」と言う。下級生の陣の歪みを一か所だけ直して返すほど面倒見がいいのに、自分の失敗の受け止め方は知らない。

実習の広間で陣の線を直してもらったり、夜の研究棟で白墨を並べて稽古をしたり、大鹿の帰りを本館の階段の下で一緒に待ったりできる。使い魔のいない七日のうちに、首席が自分の力で陣に立てるようになるかどうか。

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