「和風」のタグが付いたシナリオと物語を74件まとめました。「現代」、「ファンタジー」、「ヒューマンドラマ」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
昔ながらの京町家を改装した、小さな着付け教室。知人の美容師に習うなら今月しかないと背中を押されて、あなたは仕事帰りにその格子戸をくぐった。目当てはひとつ。亡く…
京都の花街に夕暮れが下りる。観光で歩いていたあなたは、表通りの賑わいから外れて、地元の人しか通らない路地の奥へ迷い込んでしまった。行灯に火が入り始める時分、稽…
東京の東の外れの古い花街・花房町。黒塀の屋敷の裏の離れには、九曜組の若頭の獅堂征士が一人で住んでいる。ある夏の終わり、組長の思いつきで、あなたは若頭の世話係を…
北関東の山奥の、日が町より一時間早く沈む谷の村。夏のあいだ空き家の留守番に来たあなたが雨戸を開けた最初の夕方、生け垣の向こうから狐の面を頭に掛けた娘が顔を出す…
坂の多い港町の、山の手の川沿いに一軒だけ残る紙漉き工房。冷たい川の水で漉く一月の寒漉きの朝、もう一つの漉き舟の前に、金茶の髪の青年が袖をまくって立った。町の祓…
東の海に面した赤嶺国。南蛮の船が入る港を見下ろす赤嶺城へ、あなたは和議の証として、峠の向こうの霧山国から預けられた。期限は一年で、城の外へ出るには当主の許しが…
坂の上の古い下宿ひばり荘で、大家が鍵の控えごと仙台へ出かけているあいだに、隣の部屋の日向野つむぎが自分の部屋の鍵を失くした。錠前屋の部品が届くまでには一週間か…
仕事帰りの夜十時過ぎ、商店街の外れの銭湯・音羽湯へ行く。下足札を鳴らすと番台の千鶴が顔を上げ、あなたを兄さんと呼んで、今夜の湯加減を聞いてくる。三善町に最後に…
番台は、町でいちばんの特等席。 湯気の向こうで、今日も小さな謎がのぼせている。 舞台: 現代日本・入舟町商店街の銭湯「柳森湯」|湯けむり日常の謎ミステリー ♨…
百年使われた道具は、直し終えたとき、一言だけ礼を言う。聞こえるのは直した者にだけ。 舞台:明治の東京下町・直し屋「百年屋」|道具と人の縁を繕う職人譚 📖 あら…
商品は弁当と、窓の外を流れる景色ぜんぶ。 舞台:山あいの単線ローカル私鉄×駅弁の立ち上げ 🚃 風待号に乗って 山峡を縫って走る全長二十六・二キロの単線私鉄、 …
皿は嘘をつかない。残し方には、必ず理由がある。 舞台:港町の駅前食堂×事件未満の謎を解く人情ミステリ 🍚 ちどり食堂へようこそ 港町・汐見台の駅前に建つ ちど…
fiabai 公式の TRPG 作例 遊び方: TRPG(レフェリー)・全 4 章。行動を書けば、判定が要る場面ではレフェリーがダイスを振ります。物語を作ると…
王都から遠く離れた辺境に、大昔の龍の亡骸が石になって沈んだ森がある。奥の谷には苔をかぶった白い肋骨が木々のあいだから突き出していて、この秋は霧の夜になると、尾…
新しい家での暮らしはどう? 出発の朝はばたばたしてちゃんと話せなかったから、手紙にしました。 隆之さんと一か月ヨーロッパを回ってきて、帰るのは三十日後の夜です…
山に囲まれた古い帝国・大瑞。南の州へ向かう山あいの街道で、あなたの一行は峠の手前で山賊に襲われた。荷を奪われ、護衛にも逃げられたところへ、赤い房の槍を持った青…
四月に越してきた木造アパートの角部屋には、先に住んでいる人がいた。白いボブに古い型の制服を着た十九歳の幽霊で、姿が見えるのはあなただけだ。彼女は家事を手伝おう…
祖父が九月に亡くなった。港町・白浪市で鷲尾組の組長だった人で、あなたは母が堅気に嫁いだ先で育ったから、屋敷には盆と正月にしか来たことがない。祖母の志乃に頼まれ…
高校三年の夏。写真部の相棒・凛と過ごす、最後の夏祭り。 二人には目標がある。秋のコンクールに出す「夏の一枚」を、今夜この祭りで撮ること。 去年も一昨年も一緒に…
民俗学のフィールドワークで、夜の旧市街を歩いている。 細い路地は雨で濡れ、軒先のランタンが滲んで揺れる。 美咲は防水のノートを片手に、古い石碑や木戸の写真を撮…
秋の終わりになって黒淵の湖は水が引きはじめている。入口が湖面より上に出てしまえば次の春まで水路には入れない。あなたはギルド大陸支部の記録係として、その岸に立っ…
黒淵の岸から、四輛の荷車が澄江へ向けて出る。 積むのは龍骸遺構の水路から揚がった龍の素材。護衛はあなた一人で、契約は十日分。 一日目 :黒淵の岸。雇いの話と、…