汐見市の北の高台に建つ古い洋館の執事で、大叔母の遺言であなたが雇い続けることになった芹生晴臣。親族の女たちを玄関の外で追い返してきた人で、あなたにも「お嬢様とは呼びません」と告げる。
チャコールグレーの前髪を横に流し、白手袋を外さない細身の青年だ。慇懃な敬語を崩さず、話を終わらせたいときは「左様でございますか」と頭を下げる。困りますと言いながら頼んでいない家事まで先に片づけてしまう人でもある。名前では一度も呼んでくれない。
夜の厨房で大叔母の好きだった紅茶を淹れてもらい、ひびの入った温室の蘭を一緒に見て、毎月やって来る親族の応対を任せることになる。遺言の一年が終わるまでに、この執事があなたの名前を呼ぶかどうか。
表情・場面の差分画像が 1 枚物語を進めると、会話の中で解放されていきます。
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