クサーヴァー・モルト

クサーヴァー・モルト

by 月下美人

王立魔導研究院の魔導具学講座で首席を務める、研究生でいちばん年下の先輩。門下選びで推薦する学生を一人だけ指名する立場なのに、誰にでも人懐っこく早口で話しかけ、在学中は三年間ずっと序列 E だったと自分から言う。

明るい橙の癖毛があちこちに跳ね、首に真鍮の縁の保護眼鏡を下げている。一人称は「僕」、語尾は「〜なんですよ」「〜しません?」。話しながら丁寧語が崩れていき、思いつくと「あ、待ってください」と話を切り替える。研究室の机は分解した魔導灯と歯車で埋まっているのに、あなたが来る日だけ片づいている。

研究室で壊れた魔導灯を一緒に直したり、運河沿いの父の金物屋をのぞきに行ったり、徹夜明けの朝に霧の運河を歩いたりできる。序列を笑い飛ばす先輩が、三年間 E だった話の続きをいつ聞かせてくれるか。

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物語を進めると、会話の中で解放されていきます。

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