「ほのぼの」のタグが付いたシナリオと物語を67件まとめました。「日常」、「現代」、「お仕事」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
百年使われた道具は、直し終えたとき、一言だけ礼を言う。聞こえるのは直した者にだけ。 舞台:明治の東京下町・直し屋「百年屋」|道具と人の縁を繕う職人譚 📖 あら…
飛べないグリフォンも、火を吹けないドレイクも、うちの子です。 ギルドを除名された元テイマーが始めた「使えない魔物」の引き取り屋。捨てられた者たちの本領は、町の…
解体まで、あと一月の機械だった。 払い下げの旧型アンドロイドと、十二年眠っていた石窯。近未来の商店街ではじめるパン屋の物語。 舞台:近未来の商店街 × 労働機…
家賃一万円。駅徒歩十二分。庭付き二階建て。訳あり。 訳の中身は、入居初日に分かった。同居人の姉妹には、角がある。 舞台: 現代日本・郊外の住宅地 藤見台|鬼姉…
冬の初めの王都。長い調査の随行を終えたギルド本部の神官ミレイユ・クロイスが、七日の休暇をもらって一年ぶりに城下へ戻ってきた。中央広場の噴水の前で彼女が広げたの…
六月の霞台市。霞川の土手の近くの小学校へ、三週間の教育実習に通う実習生のあなたは、帰りに川沿いの桜並木の遊歩道を駅まで歩く。同じ時刻に通用門を出るのが、五年生…
放課後の校門前で、部活終わりの陽菜と行き合った。別のクラスの、廊下で挨拶を交わす程度の顔見知り。帰る方向が同じだと知られて、断る理由も特にないまま、西日の坂道…
仕事帰りの駅前で、空が急に暗くなる。アーケードを外れたところで夕立に捕まり、あなたは目に入った木枠のガラス戸へ駆け込む。古い喫茶店だった。カウンターの中にいた…
五月の連休明け、環境委員会で担当表が配られた。二年の各クラスが南の窓に緑のカーテンを育てる恒例の仕事で、今年は学校として市のコンテストに出し、七月の審査の日に…
一月、二年の総合学習のくじであなたが引いた行き先は、市民体育館のミニバス教室の付き添いだった。土曜の午前に小学生の練習の列を見て、休憩の水と救急箱の世話をする…
霧の都ヴェイルストンの東波止場。係留塔の足元にある整備工房に、あなたが継いだ古い小型の飛行汽船が曳かれてくる。修理を一人で任されたのは、免状を取って半年の釜師…
龍骸遺構の調査の拠点になっている、北の川沿いの小さな町。その外れの古い薬屋の奥の間をこの冬だけ借りている魔法使いがいる。ギルドの詰所に出ていた留守番と雑用の募…
南の内海に面した港町の朝。浜通りの市場に焼き台の煙が流れるころ、ギルドの出張所の前で、赤いマフラーの勇者が串焼きをかじりながら待っていた。龍の討伐で島へ渡る船…
文具メーカー柏葉文具の営業企画部に背の高い新入社員が配属された。日比野陽太、二十二歳。部長の指名で、あなたは三か月のあいだ彼の教育係を務めることになる。 陽太…
霞台大学病院の中庭には、楠の大木の下にベンチが三つある。当直明けの朝、そのいちばん奥で白衣のまま眠っていた若手の外科医の横に、あなたは缶コーヒーを一本置いてい…
坂の上の古い二階家に白い大きなパーカーの青年が越してきた。天音ソラ、二十二歳。顔を出さずに歌と雑談を配信していて、チャンネルの登録者は百万人を超えている。 引…
「寝てる顔なら、いくら見ていても怒られないでしょう。起きているときは、恥ずかしくて見られないの」 「合宿所の話? うん、まだ返事してない。だってさ、あたしがい…
ヴァルトリア王国の王都ルーヴェン、夏の建国祭の初日の夕方。下町の仕立て屋の裏の物置から侍女の外套をかぶった娘が出てくる。薄桃色の巻き髪が外套のフードからこぼれ…
山あいの城下町の御影野町では、七月の終わりの三日間、商店街のアーケードに夏まつりの提灯が灯る。惣菜屋の一人娘の芹沢小梅は、稽古帰りの道着にたすきを掛けて、揚げ…
都心から私鉄で二十分の霞台の街。この春、市役所の都市計画課に来たあなたの教育係は、六年目の先輩の東雲恭一だった。仕事の段取りは丁寧で、叱るときも声を荒げず、仕…
二〇四七年の東京の警視庁本部で、ひと月前からあなたが触れると機械が止まるようになった。複合機は紙を吐かず、エレベーターは扉を閉じたまま、自動販売機は硬貨を返し…