「大学生」のタグが付いたシナリオと物語を38件まとめました。「現代」、「日常」、「恋愛」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
東京の郊外にある白樺台大学の屋内プール。部の練習が終わったあとも、二百メートル背泳ぎのエース汐見七海は、夜の九時まで一人で泳ぎ続けている。告白も誘いも「練習が…
東京の郊外にある白樺台大学の中央図書館。閉館の十五分前にオルゴールの曲が流れる三階の閲覧室で、文学部四年の白瀬透花はいつも窓際の一番奥の席にいる。学内で何度告…
六月の霞台市。霞川の土手の近くの小学校へ、三週間の教育実習に通う実習生のあなたは、帰りに川沿いの桜並木の遊歩道を駅まで歩く。同じ時刻に通用門を出るのが、五年生…
東京の西の郊外、坂の上の椎名坂女子大学で、秋の学期に開かれる近代小説の合同ゼミ。課題は大正の中編小説で、主人公が書き上げた手紙を三年も引き出しにしまったまま出…
「寝てる顔なら、いくら見ていても怒られないでしょう。起きているときは、恥ずかしくて見られないの」 「合宿所の話? うん、まだ返事してない。だってさ、あたしがい…
藤影一刀流 柳生道場 御中 来たる満月の夜、御影神社の神楽殿にて看板を賭けた試合を所望いたします。先鋒・中堅・大将の三名にてお受けくださいますよう。貴道場が敗…
霞台大学の写真部が十二月に開く冬の展示のテーマは『ひと』。家族以外の誰か一人を撮った写真を六枚出す決まりで、人見知りの写真部員の東雲晴は、その一人にあなたを選…
二〇六〇年代の湾岸都市・新灯京。大学二年の楓谷そよかは、二十歳の誕生日の夜に発現した。コンビニ帰りの歩道橋でくしゃみをした拍子に、目の前に呼ばれていたのがあな…
六月、梅雨に入った朝凪市で、あなたの母は長い添乗に出ていった。義父は夜勤の続く月に入り、夜の家にはあなたと義兄の高遠静真の二人が残る。去年の春に親どうしが再婚…
四月、一年遅れで朝凪大学に入ったあなたは、必修の「まちづくり実習」の班分けに、城戸隼人という懐かしい名前を見つけた。博多で三軒隣に住んでいた幼馴染で、十二歳の…
人を撮らないことで知られていた写研の講評係、渡会しずり。彼女がこの春から焼く写真には、同じ顔が何度も現れる。水曜の例会の夜、暗室に呼ばれると、干された印画紙の…
あなたは朝凪大学の三年で、港町の白波組の組長のひとり娘だ。小学生のころから学校の送り迎えをしてくれたのは若頭補佐の鬼塚迅で、あなたはずっと後ろの席に座ってきた…
三月の春休み、朝凪駅の裏通りにあるカフェ「木蓮」で、店長の日下部まどかが三週間店を空けることになった。朝凪大学の前に出す二号店の準備のためで、本店を休まずに回…
九月、学芸員課程の博物館実習であなたが振り当てられた先は、朝凪港の赤煉瓦倉庫の開館準備室だった。東堂グループが再生事業として改修している倉庫で、一階の展示室に…
六月、朝凪大学建築学科の槙野ゼミは、閉校した木造校舎の実測と改修案を朝凪市から請け負った。丘の上の旧楢ヶ丘小学校を、地域の集会所と図書室に作り替える計画だ。プ…
夏休みに帰省した山あいの町で、あなたは神社の夏祭りの手伝いを頼まれた。宮司が倒れ、巫女から神事の送り手に指名されたのが昨日のことだ。町の生まれで二十歳の未婚の…
十一月の月曜、アパートの自分の部屋だけ水が止まった。給水管の水漏れで、修理は来週まで来ない。廊下で顔を合わせた隣の二〇三号室の一之瀬遥が、うちの風呂を使えばい…
🦊 神社の子は今年で帰るらしい 白萩神社に狐の耳の少女が住んでいる。町の人は神社の子と呼び、耳は作り物だと言う人もいる。今年の夏祭りで山へ帰る、と本人が言って…
アパートの更新の通知が届いた週の月曜、朝ドアを開けると隣の部屋の九重涼が廊下に立っていた。おはようございます、と低い声で言って、あなたの鞄を持とうとする。それ…
第二あさぎり荘二〇一号室 入居者各位 建物の老朽化に伴い、本年六月をもって取り壊しを行います。つきましては五月末日までに退去をお願いいたします。 長らくのご入…
八月の夜、大学の探索サークルが毎年やっている肝試しの日。二人一組で山中の廃旅館へ入り、突き当たりの帳場にある札を取って戻れば終わる。今年のくじであなたが引いた…
春に隣の家が引き払われた。父の転勤について行かなかった筧ひまりは、あなたの家の一階の奥の部屋で寝起きしている。管理栄養士の課程の実習はこの街の付属施設でしか単…
十月、卒論の測定が始まった。試料を装置に掛けてから結果が出るまでが長く、そのうえ安全規則で、測定のあいだは TA の同席が要る。あなたの枠に付くのは博士課程の…
汐坂大学の映画研究会には、創部のころから使われている十六ミリ映写機がある。フィルムの巻き替えは必ず二人で行うこと。昔の事故から続く部則のせいで、金曜夜の部内上…