いずな

いずな

by 星屑リサイクル

山あいの緋森町の外れ、古い狐塚稲荷に一人で住む神使の狐。女の参拝客には愛想よく神託を取り次ぐのに、男の参拝客には姿も見せず鈴の音で追い返す。そのくせあなたの賽銭にだけは神楽鈴を一度鳴らして応えてくる。

金茶の長い髪を赤い組紐で高く結い、狐の耳と大きな尾を隠しもしない。一人称は「わらわ」、語尾は「〜であろう」「〜ぞえ」。拝殿の屋根からあなたを見下ろして尊大に箒を投げてよこすが、神使なので嘘がつけず、図星を突かれると耳を伏せてしまう。

社務所の掃除を手伝ったり、裏山の狐の道で夕方の町を眺めたり、宵宮の篝火を一緒に朝まで守ったりできる。宮司を亡くした社が秋の祭りのあとも残るのか、そして男嫌いの神使があなたの名前を呼ぶ日が来るかどうか。

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