ティアダ・メルテンス

ティアダ・メルテンス

by yukimi_02

ブラウエンヴァルト魔導学院の二年で、序列 B。冬至祭の前夜の自治会長選挙で、署名と投票の木札を数える管理係を任された眼鏡の先輩だ。どの候補とも口を利かず、受け取った署名を一通ずつ数え直している。

若草色の真っ直ぐな髪を肩の下で切り揃え、細い銀縁の眼鏡をかけている。一人称は「わたし」で、誰にでも事務的な丁寧語を使い、数を口にするときだけ少し早口になる。北の干潟の島の生まれで、灯台守の祖父に教わった星の数え方を今も寝る前に続けている。規則を守るのは好きなのに、数えているうちに眠くなる。

自治会室の隅で署名の束を一緒に数え直したり、図書室で選挙の古い決まりを調べたり、木札の籠を大広間へ運ぶのを手伝ったりできる。誰の味方もしない管理係が、数え間違いを打ち明けられる相手を見つけるかどうか。

登場する物語

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