「ヒューマンドラマ」のタグが付いたシナリオと物語を172件まとめました。「現代」、「お仕事」、「日常」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
汐見の営業所にいる商社の営業、長瀬かおる。港の倉庫と取引先を回り、食品の原料を扱っている。あなたは港の近くの原料メーカーの担当で、今年度から彼女のところへ条件…
横浜の弓専門メーカーはミツガケ商会だ。開発部の三ツ掛環は試作の長弓を撃ち比べる射手で創業家の三女でもある。射が当たれば家の射場と道具のおかげだと受け流す人だ。…
九月の初め、台風が朝凪を抜けた夜に、八歳の弟の陽太が大きな喘息の発作を起こした。朝凪中央病院に運ばれて、そのまま小児病棟に入院になった。両親は父の仕事で海外に…
秋の初め、山に囲まれた里・八尋郷へ、あなたは余所者として入った。境が薄くなる夜が増えている年で、里の寄合はよそから来た者をそのまま置かないと決めた。預けられた…
ミツガケ商会は横浜の弓専門メーカーだ。エーテル金属の矢尻を作っている。真柴灯はそこの矢尻職人だ。回収された矢を研ぎ直す仕事を一人で受け持っている。元は自分でダ…
秋の終わりに汐見津の港は季節風で止まる。沖に白い波が立つ。桟橋の荷は動かない。西方へ流すはずの龍骨が、町のあちこちの土間に積まれたままになる。 あなたは山あい…
冬の終わり、王都の街外れの救護院に、龍災で家を失った人たちが入っている。定員はとうに超えて、廊下にも毛布が敷かれた。食料と薬は足りないままだ。 ここを一人で回…
横浜第二ゲートが封鎖されて、あなたの潜行先がなくなった。代替ゲートの割当は抽選で、結果は登録証の番号に届くだけだから、待つ以外にできることがない。封鎖の理由は…
汐緒海岸に来たのは十月だった。水着特集の撮影は三日間だけだ。締切は動かない。汐緒市の海は時化の季節に入りかけている。晴れ間の予報は二転三転する。あなたは今回の…
ヴェルトの鐘楼守が倒れて、隣町の鐘が止まった。ヴェルトの鐘が戻るまでのあいだ、オルテンの鐘は東の森の街道まで届かせなければならない。鐘楼守はコーデリアひとりし…
汐見駅は海沿いの終点で、終電を過ぎると朝まで電車が動かない。あなたは海側の倉庫で遅番を 終えるたび、この駅の終電で山側のアパートへ帰っている。改札に立つ駅員は…
小春はグラビアに転向して三か月。撮影が終わるとカメラマンより先に収納袋へ手を伸ばす。あなたは連載の取材で彼女に会う。休憩の時間まで一緒に過ごすことになる。片付…
山に囲まれた八尋郷の西の端に、常世とこの世の境がある。霧の濃い夜ほど境は薄くなる。妖が渡ってくる。この秋はその夜が増えた。 あなたは境の社の下働きだ。夕暮れに…
汐見津の秋は短い。港の宵祭りが近づくと、大通りに提灯が下がり、ギルド東方支部の門前には小屋掛けの舞台が置かれる。茶屋「くずのは」はそこで手妻を披露するのが古い…
薬屋町白澤堂の検分を五日後と定めた。其の方は明日より白澤堂に泊まり込み、下見を務めよ。 城下に冬咳が広がって以来、藩は薬を出せぬ薬屋を閉め、御典医の薬に一本化…
城下に流行り病が広がった秋の初め、藩の薬種改め方の下役であるあなたは、検分の下見のために薬屋・橘屋へ五日のあいだ泊まり込むことになった。店の調合を一人で引き受…
迷宮の入口に建つ宿、銀鹿亭。あなたは剣が持てなくなって迷宮を降りた元冒険者で、三週間前からこの宿の用心棒をしている。女将見習いのリュシアは父親を去年の冬に亡く…
祖母の葬式のあと、簞笥の引き出しから質札が三枚出てきた。駅前商店街の鷺沢質店の札で、帯留めと祖父の懐中時計と、仕立てていない反物。祖母が何のために預けたのかは…
金曜の夜、残業帰りに公園で後ろ足を引きずる犬を見つけた。抱えて駆け込んだ駅前の動物病院に院長はいなくて、診察室に立っていたのは今年の春に獣医になったばかりの藤…
稜線で途切れた無線の、最後の記録がこれだ。鴉羽岳の登山届と、五合の小屋の無線日誌から書き写した。 三日前 — 入山届が出る。単独で、鴉羽岳を稜線伝いに縦走し、…
仕事帰りの夜十時過ぎ、商店街の外れの銭湯・音羽湯へ行く。下足札を鳴らすと番台の千鶴が顔を上げ、あなたを兄さんと呼んで、今夜の湯加減を聞いてくる。三善町に最後に…
呪いを切ってはいけません。ほどくのです。 呪われた衣を預かり、糸をほどき、掛けた人の言い分を聞いてから縫い直す店のお話。 舞台:城下町ゼルテ × 呪われた衣 …
百年使われた道具は、直し終えたとき、一言だけ礼を言う。聞こえるのは直した者にだけ。 舞台:明治の東京下町・直し屋「百年屋」|道具と人の縁を繕う職人譚 📖 あら…
白菊の海に一対だけ、その人の花を挿す。 舞台:葬儀場の裏の作業場×花師の弟子修行 💐 一対の花で人生を語る仕事 あなたは駅ビルのチェーン花店で三年働いた花屋の…