「恋愛」のタグが付いたシナリオと物語を159件まとめました。「現代」、「日常」、「社会人」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
王立学術院の騎士道の課程の三年生は、春の終わりに叙任の型の審査を受ける。型の最後の護衛の型は、守る相手役を一人背に庇って通すもので、相手役は課程の外から頼む決…
霞台大学の写真部が十二月に開く冬の展示のテーマは『ひと』。家族以外の誰か一人を撮った写真を六枚出す決まりで、人見知りの写真部員の東雲晴は、その一人にあなたを選…
都心から私鉄で二十分の霞台の街で、駅前のアーケードの商店街を歩いていたあなたは、白い壁の美容室から出てきた若い美容師に呼び止められた。赤茶のゆるいパーマに銀の…
都心から私鉄で二十分の霞台の街。この春、市役所の都市計画課に来たあなたの教育係は、六年目の先輩の東雲恭一だった。仕事の段取りは丁寧で、叱るときも声を荒げず、仕…
新しい家での暮らしはどう? 出発の朝はばたばたしてちゃんと話せなかったから、手紙にしました。 隆之さんと一か月ヨーロッパを回ってきて、帰るのは三十日後の夜です…
坂の多い港町の、山の手の川沿いに一軒だけ残る紙漉き工房。冷たい川の水で漉く一月の寒漉きの朝、もう一つの漉き舟の前に、金茶の髪の青年が袖をまくって立った。町の祓…
坂の多い港町の、古い洋館を区切ったアパート。海に面した二階の角部屋では、毎晩二時すぎに窓の硝子が外から叩かれ、朝には床に濡れた砂が落ちている。管理人が呼んだの…
二〇四七年の東京の警視庁本部で、ひと月前からあなたが触れると機械が止まるようになった。複合機は紙を吐かず、エレベーターは扉を閉じたまま、自動販売機は硬貨を返し…
二〇四七年の東京の東の下町。古いアーケードの柳通り商店街に、カウンター八席の定食屋「まるや」がある。女将が手首を折って入院したひと月、あなたは一人で店を開ける…
二〇四七年の東京。警視庁本部の地下四階に、異能の事件を受け持つ特異事案課がある。この春からあなたはそこの課長付きの事務官を務める。上層部の狙いは、五年もほとん…
西の大国の城下、槌の音が絶えない鍛冶町。鉄問屋「金森屋」に、店の娘の身を脅す矢文が届いた。護衛として送られてきたのは、黒鉄家に銭で雇われた忍びの頭、鳶沢颯。た…
雪深い北の大国の御影の城下には、川沿いに古い碁会所「烏鷺庵」がある。あなたはそこで一局の碁に勝った。相手は御影家の軍師の竹中静馬で、碁は打たないと公言している…
東の海に面した赤嶺国。南蛮の船が入る港を見下ろす赤嶺城へ、あなたは和議の証として、峠の向こうの霧山国から預けられた。期限は一年で、城の外へ出るには当主の許しが…
赤嶺の織部殿、御影の竹中殿、黒鉄の名代殿へ 萩の盛りの七日のあいだ、白萩城にお越し願いたい。 姫は毎日、萩庵にて皆様に茶を点てまする。 七日目の夜の茶事にて、…
山に囲まれた古い帝国・大瑞。南の州へ向かう山あいの街道で、あなたの一行は峠の手前で山賊に襲われた。荷を奪われ、護衛にも逃げられたところへ、赤い房の槍を持った青…
山に囲まれた古い帝国・大瑞の宮城、紫微城の奥の後宮。この秋に女官として上がったあなたは、中秋の宴までの半月で、後宮の作法を一通り身につけなければならない。宴で…
山に囲まれた古い帝国・大瑞の宮城、紫微城。二十七歳の皇帝・劉煌はこのひと月夜に眠れず、寝殿で話を聞かせる夜話係を置くことになった。召された五人は、五人とも一夜…
ここは天望区の高層ホテルの最上階にあるラウンジ「翡翠」のカウンターだ。閉店間際になると決まって端の席に金城アリサが座る。黒いドレスに白いファー、胸の下まで伸び…
カメリア座 最終公演『カメリアの夜明け』配役表 演出 :一ノ瀬 修 (療養中。稽古は演出補が預かる) 灯台守の娘(第一幕・第二幕) :セラフィーヌ・ドラクロワ…
鐘の王国ヴェルナの王宮で厨房を預かる料理長ティエリは、二十六歳で王の食卓を任された腕利きで、厨房に女を一人も入れない。女の配膳係も菓子係も通されるのは扉の外の…
汐見市の北の高台に建つ古い洋館が、会ったこともない大叔母の遺言であなたに遺された。条件は一つで、執事の芹生晴臣を一年雇い続けること。一年のうちに彼を解雇すれば…
新灯京の旧市街、白峰町の古い洋館を仕事場にする漫画家の朱鷺田しゅうやは、連載十年目の人気作家で、仕事場に女性を入れないことで知られている。アシスタントは全員男…
汐見市の港の外れに、代々続く花火師の家がある。跡取りの火宮はやては玉を組む腕なら親方の父より上だと言われる二十四歳で、火薬を扱う作業場には女を入れないしきたり…
王国ベルフォールの宮廷画家ラザール・ヴェルディエは、女の肖像を描かないことで知られている。令嬢たちの注文をすべて断り、描くのは国王と騎士と馬ばかり。その彼に王…