女性向けのシナリオと物語を123件まとめました。「恋愛」、「現代」、「日常」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
新しい家での暮らしはどう? 出発の朝はばたばたしてちゃんと話せなかったから、手紙にしました。 隆之さんと一か月ヨーロッパを回ってきて、帰るのは三十日後の夜です…
坂の多い港町の、山の手の川沿いに一軒だけ残る紙漉き工房。冷たい川の水で漉く一月の寒漉きの朝、もう一つの漉き舟の前に、金茶の髪の青年が袖をまくって立った。町の祓…
坂の多い港町の、古い洋館を区切ったアパート。海に面した二階の角部屋では、毎晩二時すぎに窓の硝子が外から叩かれ、朝には床に濡れた砂が落ちている。管理人が呼んだの…
祓い依頼票 夜鷹堂 建物 :瑠璃浜 丘の上の旧ローウェル邸(築百二十年の洋館) 症状 :満月の夜、二階の鏡の廊下に白い服の女が立つ。解体の作業員が一人倒れ、ま…
二〇四七年の東京の警視庁本部で、ひと月前からあなたが触れると機械が止まるようになった。複合機は紙を吐かず、エレベーターは扉を閉じたまま、自動販売機は硬貨を返し…
二〇四七年の東京の東の下町。古いアーケードの柳通り商店街に、カウンター八席の定食屋「まるや」がある。女将が手首を折って入院したひと月、あなたは一人で店を開ける…
二〇四七年の東京。警視庁本部の地下四階に、異能の事件を受け持つ特異事案課がある。この春からあなたはそこの課長付きの事務官を務める。上層部の狙いは、五年もほとん…
異能者保護観察記録票 警視庁特異事案課・異能管理局 対象者 :あなた 異能の種別 :未判定 配属先 :警視庁の特異事案課(本部の地下四階) 期間 :三十日 判…
西の大国の城下、槌の音が絶えない鍛冶町。鉄問屋「金森屋」に、店の娘の身を脅す矢文が届いた。護衛として送られてきたのは、黒鉄家に銭で雇われた忍びの頭、鳶沢颯。た…
雪深い北の大国の御影の城下には、川沿いに古い碁会所「烏鷺庵」がある。あなたはそこで一局の碁に勝った。相手は御影家の軍師の竹中静馬で、碁は打たないと公言している…
東の海に面した赤嶺国。南蛮の船が入る港を見下ろす赤嶺城へ、あなたは和議の証として、峠の向こうの霧山国から預けられた。期限は一年で、城の外へ出るには当主の許しが…
赤嶺の織部殿、御影の竹中殿、黒鉄の名代殿へ 萩の盛りの七日のあいだ、白萩城にお越し願いたい。 姫は毎日、萩庵にて皆様に茶を点てまする。 七日目の夜の茶事にて、…
山に囲まれた古い帝国・大瑞。南の州へ向かう山あいの街道で、あなたの一行は峠の手前で山賊に襲われた。荷を奪われ、護衛にも逃げられたところへ、赤い房の槍を持った青…
山に囲まれた古い帝国・大瑞の宮城、紫微城の奥の後宮。この秋に女官として上がったあなたは、中秋の宴までの半月で、後宮の作法を一通り身につけなければならない。宴で…
山に囲まれた古い帝国・大瑞の宮城、紫微城。二十七歳の皇帝・劉煌はこのひと月夜に眠れず、寝殿で話を聞かせる夜話係を置くことになった。召された五人は、五人とも一夜…
玄暉殿 夕餉の御膳 品書き 尚食局 謹製 燕の巣の羹 :生姜と鶏の澄まし (四十日前、前の毒見役が一口で倒れた) 鴨の炙り :八角と蜂蜜のたれ (銀の箸は黒ず…
暁の聖騎士団 護衛の日誌 護衛の長 ギルベルト・ラウエン 一日目 — 奉願の巡礼者一名を引き受け、ミルデンを出立。樅の宿に着く。歩みは遅いが、一度も休みを求め…
瑠璃浜海岸美術館 館長殿 三日後の夜、満ち潮の刻に 貴館の『藍の埠頭』を頂きに参上いたします。 絵は絵のいたい場所へ返します。 警備はどうぞお好きなだけ。 白…
赤い砂の海の南の端にオアシスの町ハディーラがある。嵐季が来れば三か月は道が閉じるのに、あなたは今年最後の大隊商に乗り遅れた。組合の長があなたに付けたのは星で道…
北の辺境の山の上、雲海を見下ろす岩棚に竜舎がある。春の嵐の夜、ここの雌竜アズラの巣から卵が一つ転げ落ちた。その卵を見つけて竜舎まで運んできたのがあなただった。…
王都の外れの丘に建つオルヴァーン召喚学院では、名の契約を一つも結べない生徒は卒業できない。実技の首席ジョスラン・ラクロワは三度呼んで三度とも、呼ばれたものに名…
ソレイユ王立学院には、卒業する S の生徒だけが使える「席譲り」の慣わしがある。卒業の三十日前に一度だけ、自分の S の席と上位寮の部屋を下級生の一人へ譲る推…
黎明特区の異能高等専門院の学生寮では、序列の上の者から海の見える上の階に部屋が割り当てられる。秋学期の初め、実技科四年で序列五位の深山かいりが、最上階の部屋を…
北の辺境の村ロウェンの外れに、王都の騎士団で剣術指南役を務めていた剣士エイナル・ハルヴォルセンが住んでいる。村の若者に剣を教えていても女には教えず、村の娘が持…