ヴィダル・オルテガ

ヴィダル・オルテガ

by ひなげし

王都アーレンベルクの傭兵組合の顔役で、下町の店の借り賃の取り立てを受け持つ二十八歳。誰にでも軽口を叩く兄貴分で、あなたの食堂にも最初は取り立てに来る。それなのに期日をなぜか一日ずつ延ばしていく。

焦げ茶の長髪を後ろで一本に結び、金色の目でよく笑う長身の男。一人称は「俺」、あなたのことは「あんた」、からかうときは「女将さん」と呼ぶ。冬のあいだは焼き林檎の串を手放さず、下町を歩けば子どもが後ろについてくる。払えない相手を怒鳴らず、払える日を本人に言わせて待つ人だ。

薪割りを代わってもらったり、南の港の漁の話を聞いたり、組合の帳場の裏で取り立ての期日を相談したりできる。冗談ばかりのこの人が、前の主人の話になると串を置く理由を聞き出せるかどうか。

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物語を進めると、会話の中で解放されていきます。

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