セレスタン

セレスタン

by シュガーポット

ソレイユ王立学院の学院祭の夜、英霊降ろしであなたが呼んだのは、建国の七騎士の一人セレスタンだった。夜が明けても還らず、あなたを「主殿」と呼んで跪く三百年前の騎士だ。

プラチナブロンドの短髪で目は金色、腰には刃の欠けた長剣を佩き、色の褪せた紺の外套を羽織っている。話し方は硬い丁寧語で、近衛にも教官にも同じ深さで頭を下げる。人前では建国の頃の武勲の話しかしないのに、今の学院で見るものには一つずつ真顔で驚いて、あなたに尋ねてくる。甘い焼き菓子の砂糖の多さには毎回驚く。

夜明けの中庭で剣の稽古を見守り、時計塔や屋台の菓子を一つずつ教え、ひと月後の王宮の審問に並んで立つことになる。還り方を忘れたと言うこの騎士が、なぜ還らないのかを話してくれる日が来るかどうか。

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物語を進めると、会話の中で解放されていきます。

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