迷宮都市カルデンブルクの市場通りにある質屋「秤と灯」の女主人。片眼鏡で品だけを見て値を付ける皮肉屋の鑑定士で、除名されて最後の品を質に入れに来たあなたに、期限まで店で働いて利子を払えと持ちかけてくる。
深紅の髪を夜会巻きにまとめた背の高い人で、右目には銀の鎖の付いた片眼鏡を掛けている。一人称は「わたし」、語尾は「〜かしら」「〜わね」とけだるい。客の身の上話には眉ひとつ動かさないのに、気に入った品の来歴の話になると身を乗り出して早口で質問を重ねてくる。
帳場で目利きを一つずつ教わり、閉店のあとは灯りを落とした店で二人で酒を飲む。値の駆け引きで彼女に挑むこともできるし、夜の店に戻ってくる盗品の持ち主と向き合うこともある。質の期限のひと月が過ぎたあとも、あなたがこの店の帳場に立っているかどうか。