男性向けのタグは、ヒロインとの会話や関係の変化を楽しみたい人に向けた作品に付いています。学園や職場、ファンタジーなど、舞台はさまざまです。
霧の都ヴェイルストンの劇場街、坂の上の貸し部屋の二階に、顧問探偵コーデリア・ベイカーの事務所がある。警邏庁の手に負えない事件だけを気が向いたときに引き受ける二…
霧の都ヴェイルストンの丘の上、王立機巧院の陳列館で、あなたは夜警をしている。この晩秋は熾火晶公社が館を借りて展示を開いていて、硝子の天井の真下に据えた公社の展…
霧の都ヴェイルストンの丘の上、白亜区のレンフリュー伯爵邸。あなたは春の社交季のあいだだけ雇われた秘書で、昼は書斎で山のような招待状を仕分け、返書を清書する。家…
霧の都ヴェイルストンの東波止場。係留塔の足元にある整備工房に、あなたが継いだ古い小型の飛行汽船が曳かれてくる。修理を一人で任されたのは、免状を取って半年の釜師…
霧の都ヴェイルストンから汽車と馬車で二日。南の古領ウィルミアは丘と森と麦畑の土地で、灰霧が出ない。その村の麦畑の端で、夜明け前に灰色の人影を見たという噂が広が…
霧の都ヴェイルストンの大停車場に、王立機巧院の張り紙が出た。北へ向かう晶読みの旅に付き添う護衛を求める、と書いてある。晶読みのルシエンヌ・ファーロウは熾火晶の…
霧の都ヴェイルストンの下町、霧底区の下宿屋「鷺の巣」を、あなたは継いだばかり。先代のころから下宿人には朝食が付く決まりで、屋根裏の部屋には王都警邏庁の刑事ヘス…
霧の都ヴェイルストンの灰水川に架かる跳ね橋、王冠橋。その北の塔の上にある汽甲騎士団の詰所で、あなたは今日から一人の騎士の従者を務める。深い青の髪を高いポニーテ…
楡の館の新しい御当主どの 真鍮の小夜鳴き鳥を頂戴いたします。 日は社交季の最後の夜に開かれる相続披露の夜会の席にて。 鳥が歌うより先に、館の灯は消えることでし…
📰 霧の都の朝刊から 丘の上に霧化け 白亜区で初めて 並木道のガス灯の下で、見回りの巡査が三晩続けて熱を吸われて倒れた。霧の届かないはずの丘で何が起きているの…
王都の西の城門を出た街道沿いに、冬のあいだ暖炉の火を落とさない小さな宿がある。初雪の晩、東方から武者修行に渡ってきた剣士シオン・クジョウが、雪解けまでの長逗留…
西方の南の港町にある古い剣術道場に、東方から来た剣士が立ち合いを申し込んできた。ギルドの東方支部から武者修行に渡ってきたシオン・クジョウ。跡取りのあなたが受け…
王都の丘に建つ魔術研究院に、春の講期のあいだだけ、東方から陰陽術の術師が通ってくる。研究生のあなたは、その人と術式の写しを交換する役を任された。毎週一つずつ、…
王都から遠く離れた辺境に、大昔の龍の亡骸が石になって沈んだ森がある。奥の谷には苔をかぶった白い肋骨が木々のあいだから突き出していて、この秋は霧の夜になると、尾…
麦畑に囲まれた西方の町では、秋になると収穫祭が三晩続く。にぎわう広場の屋台のどこかで、龍骸遺構の偽の地図が売られている。売り手は祭り見物の恋人たちにしか声をか…
東方の山あい、峠に打ち捨てられた古い関所の砦に、夜ごと灯りがともるようになった。龍骸遺構の骨をこっそり運び出す一団の中継ぎ場かもしれない。ギルドの東方支部から…
龍骸遺構の調査の拠点になっている、北の川沿いの小さな町。その外れの古い薬屋の奥の間をこの冬だけ借りている魔法使いがいる。ギルドの詰所に出ていた留守番と雑用の募…
王都から東へ馬車で三日の丘に、崩れた神殿の跡がある。回廊の壁には古代文字を刻んだ石板が二十枚あまり嵌めこまれていて、秋の長雨が来る前に、その全部を写して王都の…
冬の初めの王都。長い調査の随行を終えたギルド本部の神官ミレイユ・クロイスが、七日の休暇をもらって一年ぶりに城下へ戻ってきた。中央広場の噴水の前で彼女が広げたの…
王都の北の峠で、ギルドの討伐隊が若い岩龍を倒した。峠の下の草地に張った野営の奥、寝台が十二並ぶ救護天幕には、日が暮れても担架が降りてくる。あなたはその天幕の手…
北の山あいの鍛冶町は、龍の亡骸が石になった遺構のふもとにあって、その鱗から切り出した砥石で知られている。初雪の降った冬の初め、あなたの工房に、刃こぼれした大剣…
南の内海に面した港町の朝。浜通りの市場に焼き台の煙が流れるころ、ギルドの出張所の前で、赤いマフラーの勇者が串焼きをかじりながら待っていた。龍の討伐で島へ渡る船…
王都から東へ十日ほどの荒野。龍骸遺構の奥で見つかった結晶を王都へ運ぶため、あなたとギルドの前衛エレノア・ヴァルディスは、荷馬を一頭連れて二人だけで西へ向かって…
王都のギルドに登録したばかりの新人は、最初の十日間、本部の裏手の訓練場で基礎の稽古を受ける。今季の前衛の受け持ちは、元王国騎士団の副隊長で、いまはギルドで前衛…