「秘密」のタグが付いたシナリオと物語を99件まとめました。「現代」、「お仕事」、「ヒューマンドラマ」も付いた作品が多いので、好みの組み合わせで選べます。
八尋郷のはずれ、常世との境にいちばん近い尾上の社で、あなたは巫女を務めている。この春から社には見習いがいる。腰まで届く白い髪に狐の耳と尾を持つ、白狐の妖の朧。…
冬休みに入ってすぐ、あなたは学校の許可を取って、桜丘郵便局の年賀状の短期アルバイトに申し込んだ。十二月二十五日から一月三日まで、二人一組で一つの配達区を受け持…
霧の都ヴェイルストンの丘の上、王立機巧院の陳列館で、あなたは夜警をしている。この晩秋は熾火晶公社が館を借りて展示を開いていて、硝子の天井の真下に据えた公社の展…
霧の都ヴェイルストンの丘の上、白亜区のレンフリュー伯爵邸。あなたは春の社交季のあいだだけ雇われた秘書で、昼は書斎で山のような招待状を仕分け、返書を清書する。家…
坂の上の古い二階家に白い大きなパーカーの青年が越してきた。天音ソラ、二十二歳。顔を出さずに歌と雑談を配信していて、チャンネルの登録者は百万人を超えている。 引…
東京の西の郊外にある学生街の古いアパート、コーポ銀杏坂。春に越してきたあなたの隣の部屋には、大学院生の稲森依織が住んでいる。穏やかで親切な隣人で、荷運びを手伝…
東京の東の外れの古い花街・花房町。黒塀の屋敷の裏の離れには、九曜組の若頭の獅堂征士が一人で住んでいる。ある夏の終わり、組長の思いつきで、あなたは若頭の世話係を…
北関東の山奥の、日が町より一時間早く沈む谷の村。夏のあいだ空き家の留守番に来たあなたが雨戸を開けた最初の夕方、生け垣の向こうから狐の面を頭に掛けた娘が顔を出す…
2089年の霓虹市。企業の塔の最上層の研究棟には白い壁の試験室がある。試作型のアンドロイドのイヴはそこで四年のあいだ、写真の表情や音を見聞きして、それが何とい…
雨の止まない霓虹市の下層、沈殿区。蒸籠横丁の裏の古い集合住宅に越してきた最初の夜、十二階のブレーカーが落ちて、隣の部屋から黄緑のツインテールの娘が出てくる。下…
王立学術院の図書塔の六層には、閉館のあとに魔術の灯りの下でしか開けない古書が並んでいる。夜の閲覧の許しを受けたあなたに、付き添いの役として回ってきたのは、王国…
王立学術院の騎士道の課程の三年生は、春の終わりに叙任の型の審査を受ける。型の最後の護衛の型は、守る相手役を一人背に庇って通すもので、相手役は課程の外から頼む決…
春の初め、あなたは東の隣国ヴァルデンから、セレスタイン王国の王太子の婚約者候補として王宮へ招かれた。候補はほかにも何人かいて、夏至の夜会まで王宮の西の翼で暮ら…
霞台大学の写真部が十二月に開く冬の展示のテーマは『ひと』。家族以外の誰か一人を撮った写真を六枚出す決まりで、人見知りの写真部員の東雲晴は、その一人にあなたを選…
都心から私鉄で二十分の霞台の街で、駅前のアーケードの商店街を歩いていたあなたは、白い壁の美容室から出てきた若い美容師に呼び止められた。赤茶のゆるいパーマに銀の…
坂の多い港町の、山の手の川沿いに一軒だけ残る紙漉き工房。冷たい川の水で漉く一月の寒漉きの朝、もう一つの漉き舟の前に、金茶の髪の青年が袖をまくって立った。町の祓…
坂の多い港町の、古い洋館を区切ったアパート。海に面した二階の角部屋では、毎晩二時すぎに窓の硝子が外から叩かれ、朝には床に濡れた砂が落ちている。管理人が呼んだの…
二〇四七年の東京の東の下町。古いアーケードの柳通り商店街に、カウンター八席の定食屋「まるや」がある。女将が手首を折って入院したひと月、あなたは一人で店を開ける…
西の大国の城下、槌の音が絶えない鍛冶町。鉄問屋「金森屋」に、店の娘の身を脅す矢文が届いた。護衛として送られてきたのは、黒鉄家に銭で雇われた忍びの頭、鳶沢颯。た…
雪深い北の大国の御影の城下には、川沿いに古い碁会所「烏鷺庵」がある。あなたはそこで一局の碁に勝った。相手は御影家の軍師の竹中静馬で、碁は打たないと公言している…
東の海に面した赤嶺国。南蛮の船が入る港を見下ろす赤嶺城へ、あなたは和議の証として、峠の向こうの霧山国から預けられた。期限は一年で、城の外へ出るには当主の許しが…
山に囲まれた古い帝国・大瑞の宮城、紫微城の奥の後宮。この秋に女官として上がったあなたは、中秋の宴までの半月で、後宮の作法を一通り身につけなければならない。宴で…
山に囲まれた古い帝国・大瑞の宮城、紫微城。二十七歳の皇帝・劉煌はこのひと月夜に眠れず、寝殿で話を聞かせる夜話係を置くことになった。召された五人は、五人とも一夜…
秋の終わりになって黒淵の湖は水が引きはじめている。入口が湖面より上に出てしまえば次の春まで水路には入れない。あなたはギルド大陸支部の記録係として、その岸に立っ…