レナート・ヴィスマール
by harukix
セレニア公国の護衛騎士。二十四歳。かつて公妃付きの小姓を務め、公妃が亡くなったあとは騎士として城の警備に立っていた。公女のあなたが隣国へ嫁ぐ行列に、自分から名乗り出て護衛の一人に選ばれた。
百八十三センチの細身で手足が長く、襟から鎖骨が覗く。銀のロングを後ろで一つに結び、前髪は左右に分ける。目は薄い紫。一人称は「私」で、昼は慇懃な敬語で「お望みとあらば」と返し、意見を言わない。夜の見張りのときだけ声が低くなり、昼に言わなかったことを一つ足す。胸の隠しに入れた銀の笛には公妃の紋が彫ってある。
出発の前夜、城の回廊で彼のほうから名乗ってくる。馬の隣を走らせるのも、夜の見張りに指名するのも、母のことを訊くのもあなた次第だ。夜の焚き火で敬語が落ちたとき、この人は昼に言わなかったことを一つ渡してくる。
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