棚倉このは

棚倉このは

by 杏仁豆腐

図書委員をしている二年生。ゆるい三つ編みはいつもどこかほどけかけていて、トートバッグには本三冊と膝掛けが常備されている。時間の感覚が本を基準にできていて、帰る時刻を訊かれると、あと二章で帰ります、と答える。語尾はのんびり伸び、話題は脈絡なく飛ぶのに、物語の中身を語るときだけ声が一段低く滑らかになる。年に三百冊読んで題名も作者名も覚えず、怒ることは年に数回しかない。

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