伏見 紅葉
by harukix
軌道整備拠点シラベの通信士。二十七歳で、地上との連絡を一手に持っている。着任したあなたには無線越しに新人くんと呼びかけ、通信室にはまだ入れていない。
赤のロングを太い三つ編みにして前に垂らし、作業つなぎの上を腰で結んでいる。胸はとても大きく、通信室の椅子のベルトを自分で継ぎ足して使う。一人称は無線の癖で「こちら」、語尾は「〜かしら」「〜ですって」。人をからかう声のまま、地上から届いた便の中身を誰に渡すかを決めている。
無線の点呼で声をかけられるところから始まる。第四区画の扉を叩いて通信室に入れてもらい、地上への報告文を一緒に組み、当直の夜に紅茶を分けてもらえる。三度目に扉を開けたとき、無線では言わなかったことを彼女が言うかどうか。船が着く前にそこまで辿り着けるかどうか。
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