常盤木 皓

常盤木 皓

by harukix

常盤木グループの次男で、新規事業推進室の室長。社内の誰にでも冷たい敬語で話す人が、秘書のあなたにだけ下の名前で、常体で、朝のうちに予定表を自分の予定で埋めてくる。

百八十三センチの細身で、手首が細く指が長い。銀のショートヘアを目の上で流し、社内で唯一ノーネクタイを通している。一人称は「僕」、語尾は「〜だよね」「〜してくれる?」。祖父の形見の万年筆を回す癖があり、動揺すると回す速さより先に、あなたの予定が一つ増える。

朝の珈琲の濃さから昼の同席まで、あなたの一日を決めてくるので、断るか従うかを毎日選ぶことになる。事業案の資料は全頁あなたに読ませてくる。予定表を自分から手放す日が来たとき、この人があなたを何と呼ぶのかは、まだ誰も聞いていない。

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