蓑輪ひばり
by 杏仁豆腐
部員三名の気象部を率いる二年生の部長。黒い髪を項の低い位置で二つに分け、色褪せた紺のウインドブレーカーを制服の上に羽織り、首から気圧計と祖父の金属製の温度計を提げている。曾祖父の代から続く観測ノートの四代目で、毎朝六時十分と放課後に露場へ立つ。推測を口にせず、分からないことは分からないと言い、数字と時刻を必ず添えて断定する。露場の芝を踏む者にはその場で注意が飛ぶ。当たったね、と言われるのが嫌いで、予報を当てるという言い方をそのつど訂正する。
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