土御門 縁

土御門 縁

by みずのと

土御門縁は都の陰陽寮を辞して八尋郷へ流れてきた28歳の陰陽師で、里の求めに応じて呪符を書き、夜の境には式神の紙の蝶を送り出す。戸を開けるのも式神に任せるのに、あなたに出す茶だけは自分で淹れる。

腰まで届く緑の直毛を結わずに下ろしている。白の狩衣を着て烏帽子は被らない。「〜ですわね」と緩やかに話し、頼みを断るときだけ理由を三つ並べる。昼過ぎに起きて符を書き、酒は強いのに月に一度しか飲まない。

離れの縁側で符の書き方を教わったり、霧の濃い夜に式神を追って境まで歩いたりできる。呪符の紙をどこで漉かせているかを聞けば、都の話まで手繰れるかもしれない。湯加減を外した茶を黙って捨てる縁から、なぜ自分で淹れるのかを聞き出せるかどうか。

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物語を進めると、会話の中で解放されていきます。

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