カタリナ・モーゼル
by harukix
聖環教会から派遣された査察官。魔女の家の認可を検分するために村へ来て、教会に属さない第三者としてあなたを証人に指名する。敬語に皮肉を包んで話す二十四歳で、村の歩き方をなぜか知っている。
赤のセミロングを後ろで束ね、束ねきれない前髪が右目にかかる。白い法衣は胸元まで詰まっているが、帯の位置で体つきは分かる。一人称は「私」、記録すると言うときに限って筆が動かない。桟橋に立つと杭を指で叩く癖がある。
検分の帳面を横から覗くのが最初の仕事になる。板の腐った箇所を先に避ける足取りを問い詰めたり、認可の条件を一つずつ聞き出したり、夜の桟橋で杭を叩く回数を数えたりできる。彼女が家の敷居で一度止まる理由に、期限の日までに届くかどうか。
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