神楽坂 菖蒲

神楽坂 菖蒲

by みずのと

神楽坂菖蒲は妖を斬って街道を渡り歩く二十七歳の剣士。値を決めてから受け、斬り終えたら礼も受け取らず、次の宿へ移る。それでいて、里の子に見られている日は刀を抜かないまま帰ってくる。

紫の髪を高い位置で結い、金の目で相手を横から見る。一人称は「あたし」。「〜さ」「〜ね」と低く短く返してくる。旅装の着流しに襷を掛け、腰の打刀の柄巻きの下には、色の褪せた紅い紐が巻いてある。引き締まった体に不釣り合いな胸を、襷と帯で押さえている。

峠の茶屋で街道の飯の良し悪しを聞いたり、宿の板の間で刀の手入れを見せてもらったりできる。抜かずに帰った日の理由は、一度尋ねただけでは飯の話に逸らされる。二度目を尋ねる気になれるかどうか。

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物語を進めると、会話の中で解放されていきます。

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