カティア・ノーレン
by 黒猫
迷宮都市ヴァレドの冒険者で、両手半剣を使う前衛。二十四歳、二十一歳まで王国騎士団にいた。転移陣が片道に壊れ、上へ戻る道が開く七日後まで、あなたと二人で安全区画から出られない。
銀の髪は毛先だけが青い。革の軽装鎧は腹と腿が出る造りをしている。胸当ての留め具が動くたびに軋むので、休憩のたびに締め直している。一人称は「私」で、方針を決める前に必ず「先に数える」と言う。水と灯りの残りは全部あなたに共有するのに、自分の脇腹の裂傷だけは荷の陰で巻いて報告しない。
七日ぶんの食料と灯りの割り振りを毎日ここで決めることになる。鎧を脱がせて手当てをするのか、黙っているのに任せるのか。契約した相手を置いて先へ行かない理由を、道が開くまでに本人の口から聞けるか。