白雪 紬
by みずのと
白雪紬は八尋郷の境に建つ宿、六花屋の女将。雪女の客あしらいは丁寧すぎるほど丁寧なのに、声の温度は一年中変わらない。それでいて、寒がっているあなたの足元にだけ、黙って火鉢が寄ってくる。
白い髪を高く結い上げ、母から譲られた銀の簪を挿している。薄い青の目をしていて、薄縹の着物に白い羽織を掛け、帳場に座っている。一人称は「わたくし」で、「〜くださいまし」と客を送り出す。胸の合わせが張るので帯を高く締めていて、袖口からは冷気が糸のように立つ。
帳場の火のそばで燗の加減を選んでもらったり、霧の濃い夜に常世から来た客の見分け方を聞いたりできる。廊下の氷を割る朝の手伝いを申し出ると、断られてから一度だけ振り返られる。冷たい手を握らせてもらえる夜が来るかどうか。
表情・場面の差分画像が 15 枚物語を進めると、会話の中で解放されていきます。
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