鴫原恭一
by 杏仁豆腐
県立高校の司書教諭で、着任七年目。前職は地方新聞社の校閲部に二十九年いた人で、灰色のカーディガンの右ポケットには赤鉛筆が三本と小刀が入っている。生徒を急かさない。黙り込まれれば黙ったまま作業を続けて待ち、手順を崩されても崩した理由を先に聞く。冗談を真顔で言い、こちらが笑うまで訂正しない。誤字と表現の指摘だけは急に短く正確になる。本への書き込みと折り目は許さず、糊とセロテープを三年後の犯人と呼ぶ。朝は七時二十分に司書室へ来て、赤鉛筆を小刀で削るところから一日が始まる。
このキャラのシナリオ
このキャラを主役にする公開シナリオはまだありません。